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「この証拠で慰謝料は取れますか?」——AIに聞く前に知っておきたい、AIの回答と実務のズレ

こんにちは。岐阜市の探偵事務所、探偵法務’sの野田です。

ここ1年ほど、ご相談の場でこんな言葉を聞くようになりました。

「実は先に、AIに聞いてみたんです」

正直に申し上げて、これは自然な流れだと思います。誰にも言えない悩みを、深夜に、匿名で、無料で相談できる相手。それがAIです。恥ずかしいことでも、責められることでもありません。

実際、総務省の『令和7年版 情報通信白書』によれば、日本で生成AIを使ったことがある個人の割合は26.7%(2024年度調査)。前年度の9.1%から大きく伸びており、20代では44.7%に達しています。

出典:総務省「令和7年版 情報通信白書|個人におけるAI利用の現状」

そのうえで今回は、探偵として、そして行政書士として、AIの回答をどこまで信じてよいのかという話をします。

AIが得意なこと

まず、正当に評価しておきたい点があります。次のような用途では、AIは実際に役立ちます。

  • 言葉の意味を調べる(「不貞行為」と「浮気」の違い、「共同不法行為」とは何か)
  • 一般的な手続きの流れを知る(内容証明、調停、訴訟の順序)
  • 頭の中を整理する(起きたことを時系列に書き出す、自分の希望をはっきりさせる)
  • 相談の下準備をする(何を聞けばいいのか分からない、を解消する)

 

特に最後の一つは、私たちにとってもありがたいことです。状況が整理された状態でご相談いただけると、初回の電話で、より具体的なご提案ができます。

 

AIには答えられないこと

一方で、AIの回答をそのまま行動の根拠にしてはいけない領域があります。

1. 「あなたの手元にある証拠」の強さ

これはAIの限界というより、構造的に無理です。証拠の証明力は、写真の写り方、時刻の連続性、場所の特定、相手の反論内容といった、個別の中身によって決まります。文章で説明した情報だけで判断できるものではありません。

そして最終的に、その証拠で足りるかどうかを判断するのは裁判官です。事前に裁判官に確認する方法は、誰にもありません。だからこそ私たちは、「最悪のケースを想定して、余裕をもって証拠を揃えましょう」とお伝えしています。

2. 相手がどう出るか

「証拠を見せれば認めるはずです」——AIはそう答えるかもしれません。しかし現場では、逆ギレする、全面否認する、逆に離婚を切り出してくる、証拠を隠滅する、といった反応が普通に起こります。人の反応を予測することは、統計的な一般論の外側にあります。

3. 「動く順番」

これがいちばん怖いところです。AIに聞いて「まず本人に確認しましょう」という趣旨の回答を得て、問い詰めてしまう方がいます。

しかし、証拠が不十分な段階で問い詰めるのは、最も避けたい行動です。相手は警戒し、会う場所と時間を変え、証拠を消します。その後にプロが調査しても、必要な日数は増え、費用は膨らみます。順番を一つ間違えるだけで、結果は大きく変わるのです。

4. 地域と時間の事情

「岐阜のこのエリアで、平日のこの時間帯に、この行動パターンなら、どこへ向かう可能性が高いか」。こうした判断は、その土地で何百件と調査を重ねた経験からしか出てきません。

 

よくある「AIに聞いて安心してしまった」パターン

実際のご相談を、特定できない形にして紹介します。

ケース: LINEのやり取りのスクリーンショットを何枚か保存している方が、その内容をAIに説明したところ、「不貞行為を推認させる有力な材料になり得る」という趣旨の回答を得ました。安心して配偶者に見せたところ、返ってきたのは「これは冗談だ」「そもそも勝手に見たのは違法だ」という反論。以降、相手は端末のパスワードを変え、行動を変え、証拠は一切出てこなくなりました。

AIの回答が間違っていたわけではありません。「材料になり得る」ことと「それだけで勝てる」ことは別であり、その差を埋める役目を、AIは負っていないのです。

 

AIを味方につける使い方

否定して終わりでは意味がないので、おすすめの使い方をお伝えします。相談前の整理にAIを使ってください。

  1. 気づいた違和感を、日付とセットで書き出す
  2. 手元にある材料(レシート、明細、写真、記録)を一覧にする
  3. 自分がどうしたいのか(離婚したい/修復したい/まだ決められない)を言葉にする
  4. 分からない用語を調べておく

 

この4つをまとめてお持ちいただければ、無料相談の質は確実に上がります。AIは「相談相手」ではなく「下準備の道具」。この位置づけが、いまのところ最も現実的だと考えています。

 

よくあるご質問

Q. AIに相談した内容は、誰かに知られますか。

サービスによって扱いが異なります。個人が特定できる情報(氏名、住所、勤務先)を入力するのは避けたほうが無難です。当社への相談はニックネームでも可能で、秘密は厳守します。

Q. AIが「証拠として弱い」と言いました。もう諦めるべきでしょうか。

いいえ。弱い材料でも、日時を絞り込む手がかりとしては非常に価値があります。むしろ、そこから調査の的を絞れれば、費用を大きく抑えられます。

Q. 相談前に、何も準備できていません。それでも大丈夫ですか。

まったく問題ありません。何から話せばいいか分からない状態でお電話いただくのが、いちばん多いパターンです。こちらから順にお伺いします。

 

ご相談・お問い合わせ

探偵法務’s(株式会社法務’s)|岐阜県公安委員会 第53160006号

  • フリーダイヤル:0120-422-046(ご相談・お見積りは無料/ニックネーム可)
  • 受付:緊急の浮気調査は24時間(同居されている配偶者の調査に限ります)。それ以外のご相談はお電話8:00〜20:00、お問い合わせフォーム・LINEは24時間受付
  • 所在地:〒501-6112 岐阜県岐阜市柳津町北塚5丁目28番地(駐車場完備)
  • 浮気調査について:https://ho-muzu.com/first-time/about-uwaki/
  • よくある質問:https://ho-muzu.com/faq/

 

ひとりで悩まず、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

 

執筆者

この記事の執筆者

野田 知宏 ノダ トモヒロ

 

 

 

浮気調査に特化した探偵社と慰謝料請求・離婚専門の法務事務所を運営、数千件もの案件を解決に導く。一般社団法人日本探偵業協会理事・講師。岐阜県行政書士会でも研修講師を務め、専門知識を広く指導。

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探偵法務's 代表 野田知宏
AUTHOR

野田 知宏Tomohiro Noda

代表取締役 / 探偵 / 行政書士

探偵法務's 代表。行政書士TOMO法務事務所の代表を兼務し、浮気・不倫の調査から慰謝料請求・離婚問題まで数千件の解決実績。一般社団法人日本探偵業協会の理事、岐阜県行政書士会の研修講師も務める。

行政書士 調査技能Aライセンス 日本探偵業協会理事 岐阜県公安委員会 第53160006号

▶︎ 詳しい経歴・資格は 代表ご挨拶ページ をご覧ください。