位置情報・サブ垢・加工写真——デジタルの痕跡だけで、浮気は証明できるのか
2026年09月19日

こんにちは。岐阜市の探偵事務所、探偵法務’sの野田です。
昔と比べて、浮気の「発覚のきっかけ」は大きく変わりました。携帯電話やスマートフォンが普及する前は口紅の跡やレシートでしたが、今はほとんどがスマートフォンの中から始まります。
同時に、隠す側の技術も上がりました。
今回は、デジタルの痕跡でどこまで分かるのか、そしてどこから先が分からないのかを、現場の感覚でお話しします。
デジタルの痕跡で「分かること」
まず、実際に手がかりになるものを挙げます。
- 位置情報の共有アプリ(家族間で共有している場合、移動先が見える)
- 写真の撮影日時(いつ撮られたものか)
- 地図アプリの検索履歴・目的地履歴
- 配車アプリ、電子決済、ポイントアプリの利用履歴
- SNSの投稿時刻と、本人の説明とのズレ
- カーナビ、ETC、ドライブレコーダー
これらの価値は、「怪しい日時を絞り込めること」にあります。
前にも書いたとおり、調査費用は稼働した時間と回数で決まります。
日時が絞れているほど、費用は下がります。その意味で、デジタルの痕跡は非常に有用です。
しかし「分からないこと」のほうが多い
ここからが本題です。デジタルの痕跡には、決定的な弱点があります。
1. 「そこにいた」までしか示さない
位置情報が示すのは、端末がその場所にあったということだけです。
誰と、何をしていたかは分かりません。
また、位置情報には誤差が生じますから、ホテルの近くに滞在記録があっても、「近くの店で打ち合わせをしていた」と説明されれば、それを覆せません。
法律上問われるのは不貞行為、つまり肉体関係があったと誰が見ても判断できるかです。位置情報は、そこに届きません。
2. 消せる、切れる、変えられる
トーク履歴は消えます。位置情報の共有はオフにできます。
サブアカウント(いわゆるサブ垢)に移されれば、追えなくなります。デジタルの証拠は、相手が「気づいた瞬間」に消滅する可能性がある、という前提を忘れないでください。
これが、「まず問い詰めてはいけない」と繰り返しお伝えしている理由でもあります。
3. 「本物かどうか」を問われる時代になった
近年で最も大きな変化はここです。
画像や動画を高い精度で加工・生成できるツールが誰でも使えるようになり、写真そのものの信頼性が争点になり得る状況が生まれました。
もちろん、提出されたLINEのスクリーンショットが即座に疑われるわけではありません。
しかし、相手が「加工されたものだ」「文脈が切り取られている」と主張してきたときに、それに反論できる材料があるかは考えておく必要があります。
スクリーンショットは、切り取られた一場面です。前後の文脈や、撮影された状況を示せないのが弱点になります。
4. 入手の経緯を突かれる
証拠の中身以前に、「どうやって手に入れたのか」を問われることがあります。
パスワードを使って本人に無断でアカウントへログインする行為は、不正アクセス禁止法に触れるおそれがあります。
無断でのGPS取り付けは2021年のストーカー規制法改正で、紛失防止タグを使った位置情報の無承諾取得は2025年12月30日施行の改正で、それぞれ規制の対象に加わっています。
証拠を取ったつもりが、自分の立場を悪くする。これが最も避けたい結末です。
だからこそ、第三者の記録が必要になります
ここまでの弱点を、まとめて解決するものがあります。第三者が、外から、連続して記録した事実です。
探偵の行動調査は、尾行・張り込みによって、対象者が「いつ、どこへ移動し、誰と合流し、どの施設に何時に入り、何時に出てきたか」を、途切れない時系列で記録します。夜間や暗い場所でも判別できる機材を使うのは、「誰か分からない」と言わせないためです。そして、それを裁判での使用を前提とした写真付き報告書にまとめます。
- 消せない(当社が保管します)
- 切れない(時系列が連続しています)
- 「そこにいた」ではなく「二人でその施設に何時間いた」を示せる
- 入手の経緯が正当である
デジタルの痕跡と、第三者の記録。この2つは対立するものではありません。手元の痕跡で日を絞り、その日に確実に押さえる。
これが、費用を抑えながら決定的な証拠を得る、最も現実的な組み合わせです。
実際のご相談から(イメージ)
位置情報の共有アプリで、配偶者が毎週火曜の夜に同じエリアに滞在していることに気づいた方がいらっしゃいました。
その方は問い詰めることなく、記録だけを残してご相談に来られました。
私たちは、その曜日と時間帯に的を絞って調査を実施。
結果として、短い稼働数で施設への出入りを押さえることができました。
「気づいたけれど、動かなかった」という判断が、そのまま費用と成功率に効いた事例です。
よくあるご質問
Q. 位置情報アプリの記録は、裁判で証拠になりますか。
補強材料にはなり得ますが、それだけで不貞行為を証明するのは困難です。
設定や取得方法によっては、入手の経緯自体を問題にされる可能性もあります。
Q. LINEのスクリーンショットは残しておくべきですか。
はい、残しておいてください。決定打にはなりにくくても、日時を絞る手がかりとして非常に価値があります。
ただし、相手に気づかれない形で保管してください。
Q. 相手がサブアカウントを使っていて追えません。
その場合、デジタル側から追うのは現実的ではありません。
行動から押さえる段階です。まずはご相談ください。
ご相談・お問い合わせ
探偵法務’s(株式会社法務’s)|岐阜県公安委員会 第53160006号
- フリーダイヤル:0120-422-046(ご相談・お見積りは無料/ニックネーム可)
- 受付:緊急の浮気調査は24時間(同居されている配偶者の調査に限ります)。それ以外のご相談はお電話8:00〜20:00、お問い合わせフォーム・LINEは24時間受付
- 所在地:〒501-6112 岐阜県岐阜市柳津町北塚5丁目28番地(駐車場完備)
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野田 知宏Tomohiro Noda
代表取締役 / 探偵 / 行政書士
探偵法務's 代表。行政書士TOMO法務事務所の代表を兼務し、浮気・不倫の調査から慰謝料請求・離婚問題まで数千件の解決実績。一般社団法人日本探偵業協会の理事、岐阜県行政書士会の研修講師も務める。
▶︎ 詳しい経歴・資格は 代表ご挨拶ページ をご覧ください。




