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調査中にこれはNG?

調査を申し込んだ後、無事に問題が解決(証拠収集、慰謝料請求、離婚等)するまでは、以下の点に注意する必要があります。

 

名刺、契約書類などを見られない様にする。

調査を申し込んだ後に、名刺、契約書類など(以下「書類など」と言います)を調査対象者やその関係者等(以下「調査対象者等」と言います)に見られてしまったら、もはや調査どころではありません。絶対に見られない様に注意する必要があります。

ですから、書類などは、勤務先の引出(鍵付)やご実家やなど、調査対象者等が物理的に見ることができない場所に保管することが必要です。

中には、絶対見ないから大丈夫だと言って、私共の注意を聞き入れてもらえず、ご自身のクルマの中や自分の部屋などに隠された方がいらっしゃいましたが、調査対象者に書類等が見つかってしまったことが何度もあります。

恐らく、調査対象者は、依頼者の言動等からただならぬ気配を感じていて、探したのだと思います。

くどいようですが、必ず、調査対象者等が見ない場所ではなく「物理的に見ることができない場所」に保管して下さい。

 

携帯電話の取り扱いに注意

実は、携帯電話から調査対象者に調査の事実が発覚してしまった事例もあります。

たいていの場合、調査に必要なやり取りの少なくとも一部は、携帯電話ですることになると思います。

中身を見られない様、調査お申し込み後は、最低限、暗証番号等を変更されることをおすすめします。

また、万一に備えて、弊社電話番号や弊社スタッフの携帯電話番号をご自身の携帯電話に登録されるときは同性の名前にする、通話履歴やメールを削除するなどの対策をされるのが望ましいと言えます。

 

自分たちでで調査をしてはいけない

自分たち(友人知人等含む)で調査をした後に依頼された調査はとてもやりにくくなっています。

行動パターンを変えたり、会う回数が減ったり、周りを気にしたりするので、調査がやりにくくなり、必然的の期間、費用が余分にかかってしまうのます。

この様なことを自分たちで調査まがいのことをされたお客様にお話しすると、たいていは「大丈夫です」とおっしゃいますが、実際に調査をしてみると大丈夫じゃないことが多いです(笑)

自分たちで調査をする方は、良くも悪くも行動力?があり、他にも色々とやらかしているということも考えられます。例えば、上手に探りを入れているつもりが、実はバレバレだったり・・・。

中には調査対象者に見られてしまったということを自覚されているケースもあり、言うまでもなくその後の調査がとても大変でした。

また、驚くことに、せっかく調査を依頼しているのに、調査期間中にご自身や知人等で調査(尾行、張り込みに類する行為や現場に出向くなど)をしてしまう方もいらっしゃいます。

それでも、まだ最終的に証拠が撮れれば良い尾ですが、警戒してすでに会わなくなって(別れて)しまっていたら、調査をしても、証拠を撮るのは物理的に不可能です。

なるべく、安く早く済ませたいなら、最初からプロに任せることをお勧めします。

問い詰めたり探りを入れたりしない

浮気調査を最短で成功させるには、調査対象者に警戒されないことも最も重要な要素のひとつです。

配偶者の浮気に気付いて、居ても立っても居られない気持ちはわかりますが、せっかく調査を申し込んだのですから、そこはじっと我慢すべきところです。

なるべく費用を節約して、確実な証拠をとるためにとにかく何事も無かったように行動して下さい。

そもそも問い詰めたり探りを入れたりして白状するくらいなら、お金を出して調査を依頼する必要はありません。

 

離婚の方向で話し合うことや別居はもっての外

いくら夫(妻)の不貞行為を確信したからといって、早くても、証拠の収集が完了するまでは、離婚の方向に向かう話をしてはいけません。

仮に、浮気夫(妻)から離婚を迫られても、まずは、離婚しない方向性の返答をするのが望ましいと言えます。

なぜなら、もしも夫婦間で離婚の話が具体的に進んでいて「夫婦の双方が離婚にはすでに合意し、あとは条件だけ」という様な状態ですと、既に婚姻が破綻している状態とみなされる(主張される)ことがあり、いくらその後に証拠をとったとしても、それは「破綻後のこと」になる可能性があるからです。

ちなみに、婚姻が破綻した後の不貞行為では、慰謝料はとれません。

そう簡単には破綻とはみなされないとしても、その様な主張はされてしまうと非常にやりにくくなります。

また、破綻にまでは至っていないとしても、夫婦間が不仲であった場合、裁判上では、慰謝料がかなり減額される傾向にあります。

もちろん、浮気夫(妻)と不貞行為の相手方の不倫関係は、恐らく、離婚の話をする前からでしょう。

当然、それを客観的に証明する証拠があればよいのですが、証拠がないからこそ調査を依頼するのであって、だからこそ、これから撮る証拠が破綻後(不仲になってから)のものにならない様、注意する必要があるのです。

もちろん、別居もダメです。

浮気夫(妻)が勝手に出ていくのは仕方ないとしても、証拠が撮れるまでは、自分から出ていってはいけません。

「勝手に出て行った」「不仲だった」などと主張され兼ねないからです。

とにかく、証拠が撮れるまでは、離婚や別居をしない意思を示すことが必要なのです。

もしも、浮気夫(妻)が勝手に出て行って別居に至ってしまった場合は、すぐに証拠を押さえることをおすすめします。