【行動調査事例】岐阜県の企業様よりご依頼「退職間際の幹部社員による不正サボり・独立画策の裏側」
2026年07月19日

こんにちは。探偵法務’sの野田知宏です。
今回は、岐阜県の企業様からご依頼いただいた「社員の不正サボり調査」の実例をご紹介いたします。
「真面目に働いていると思っていた社員が、実は会社を裏切っていた……」
経営者様にとって、これほどショックで、かつ実害の大きな問題はありません。特に今回のケースは、会社の未来を揺るがしかねない「最悪のシナリオ」の一歩手前まで進んでいた深刻な事案でした。
依頼に至った経緯と状況:迫る退職日と、募る不信感
依頼者様は、岐阜県内で会社を経営されているC社のK社長です。
今回、調査対象となったのは、会社の中心人物であるはずの幹部社員「男性S」でした。
男性Sは、月曜日から金曜日の平日は、基本的に割り当てられた各現場へ直行し、業務を行うことになっていました。
しかし最近、他のスタッフから「この頃、現場でSさんの姿をまったく見かけないのですが……」という不安な声がK社長の耳に届くようになったのです。
不審に思ったK社長が男性Sの日報を確認すると、そこには毎日、朝から晩までびっしりと現場で汗を流していたかのような活動記録が、非の打ち所がない完璧さで記載されていました。
さらに複雑なことに、男性Sは「当月末での退職」が決まっていました。
「有終の美を飾るために現場を回っているはずの幹部が、本当はどこで何をしているのか?」
この状況に強い危機感を抱いたK社長は、私たち探偵法務’sに駆け込まれました。
残された時間は月末までのわずかな期間。私たちは即座に動き出し、まずは平日の3日間に絞った行動調査(尾行・張り込み)を開始したのです。
調査の結果:真っ黒な3日間、そして暴かれた「もう一つの裏切り」
結論から申し上げますと、3日間の調査結果は「完全な真っ黒」でした。男性Sは、会社の給与を受け取りながら、業務を一切行っていなかったのです。そればかりか、C社に対する重大な背信行為の証拠まで次々と浮上しました。
1日目・2日目:お昼過ぎの優雅な出勤と、車内でのスマホ操作
驚くべきことに、3日間のうち2日間は、朝の勤務時間が始まっても男性Sの自宅に動きはありませんでした。
彼が家を出たのは、なんと太陽が真上を通り過ぎた「お昼を大きく過ぎてから」だったのです。
家を出た男性Sは、現場に向かうのかと思いきや、コンビニなどの駐車場に社用車を滑り込ませます。
そして、そこから夕方まで四六時中、スマートフォンを操作し続けて時間を潰していました。完全にプライベートな時間を社用車の中で過ごしていたのです。
さらに、調査員の尾行によって決定的な動きが捉えられました。
男性Sが立ち寄ったのは地元の銀行。
実は彼には、C社と同業種で「不正に起業(独立)するのではないか」という疑惑が事前に浮上していました。
銀行での手続きの様子やタイミングから見て、融資や口座開設など、独立開業へ向けた具体的な準備を行っていた可能性が極めて高いことが判明したのです。
3日目:朝からの外出、しかし向かった先は……
唯一、朝から自宅を出発した日がありました。
しかし、彼が向かったのは現場ではなく、以前住んでいた古いアパートでした。
男性Sは最近、戸建てのマイホームを購入して引っ越したばかり。現
場にいるはずの時間を使って、引っ越し前に住んでいたアパートからの荷物の運び出し作業を悠々と行っていたのです。
さらに、現地に現れた何らかの業者と親しげに商談や打ち合わせを重ねていました。
当然ながら、これもC社の業務とは一切関係のない、完全な「私用」です。
証拠についてのポイント:言い逃れを許さない「日報」との矛盾
これだけの行動記録があれば、就業規則違反やサボりの証拠としてはすでに十分です。
しかし、今回のケースで最大の武器となったのは、C社に「日報の提出義務」があったという点です。
男性Sが自分で書き込み、会社に提出した「捏造された日報」と、私たち探偵法務’sが撮影した写真付きの「詳細な行動調査報告書」。
「午前9時:〇〇現場にて作業」と書かれた日報の裏で、報告書には「午前9時:自宅に滞在中」という写真付きの事実が突きつけられます。
この2つの書類が持つ意味は重く、裁判や労働委員会でも言い逃れが絶対に不可能な、極めて強力な法的証拠となるのです。
不正サボり社員が会社にもたらす「本当の恐怖」
「たかがサボり」と軽く考えてはいけません。サボり社員の放置は、会社に計り知れないリスクをもたらします。
- 多額のコスト泥棒
働いていない社員に対して、毎月何十万円もの給与や社用車のガソリン代、経費を支払い続けることになります。数ヶ月放置するだけで、被害額は数百万円規模に膨れ上がります。 - 社内モラルの崩壊
「真面目に働いている自分が馬鹿らしい」と他の優秀な社員のモチベーションが低下し、社内全体の生産性が落ちてしまいます。 - 退職時の不当な請求リスク
直前までサボっていたにもかかわらず、退職間際になって「在職中に怪我をした」「うつ病になった」などと主張し、不当な労災認定や損害賠償を請求してくる悪質なケースも少なくありません。 - 機密情報の持ち出しと引き抜き
今回の男性Sのように、勤務時間中に会社の金を使いながら、裏で独立準備を進め、自社の顧客リストの持ち出しや、他のスタッフを不当に引き抜いて会社を潰しにかかるケースは本当に多いのです。
今後の対応
今回のご依頼主であるK社長は、男性Sから月末の最終日報が提出されるのを静かに待っています。
虚偽の日報という最後の罠が完成した瞬間、この調査報告書を武器に、損害賠償請求や給与返還請求など、然るべき法的手段へと踏み出す予定です。
不正サボリの調査は探偵法務’sにお任せください
もし、貴社の社員にも「行動が怪しい」「日報と実態が合っていない気がする」といった違和感があれば、手遅れになる前にぜひ一度、探偵法務’sへご相談ください。
プロの調査力で、会社の大切な利益と未来をお守りいたします。




