目次
- 浮気の痕跡はここを調べろ~持ち物編~
- 浮気の痕跡はこんなところに現れる~調査対象者の行動編~
- 証拠になりそうなものは保存しておく
- GPSは証拠になるのか?
- 浮気調査で早く・安く・確実に証拠を押さえるには
- 浮気夫(妻)が離婚を迫ってきたらどう対処するか
- 浮気(不貞行為)の証拠とは
- 具体的にはどんなものが不貞行為の証拠になるのか?
- ラブホテルの証拠は入るところ出るところ?
- 浮気調査で顔はしっかり撮れる?
- 浮気(不貞行為)の証拠は何回必要?
- 探偵が撮ったものだけが証拠ではない
- 離婚する場合としない場合で必要な証拠の回数が違う?
- 浮気調査で実現できる3つのこと
- 強引な調査はしても良い?
- 浮気の証拠(報告書)はいつ見せる?
- 密会日時が予め分かるケースと分からないケース
- ハズレを引かないことより当たりを引くことを考える
- イレギュラーな日は原則狙わない
- あえてイレギュラーな日を狙うこともある
- 怪しい日を潰して日時を絞る方法
- 罠を張るのも有り
- 「早く」を優先するか「費用節約」を優先するか
- 浮気調査は予算に余裕をもっておくこと
①浮気調査の予備知識
浮気調査とは?
浮気調査とは、その名の通り浮気(不貞行為)の証拠を収集することを目的として行う調査のことです。
浮気調査は、主に行動調査によって行われます。
行動調査は、尾行や張込み等により、調査対象者の行動をカメラで撮影すます。
調査結果は、写真付きの報告書を作成して報告します。
浮気調査では、原則、聞き込みによる調査は行いません。何故なら、聞き込みを行うと、調査対象者やその浮気相手、或いは、それらの関係者や知人等に、調査をしていることが伝わってしまう可能性が高いからです。
浮気調査はいつやる?~タイミングとその理由~
浮気調査は、浮気(不貞行為)に気付いたらすぐに行うのが原則です。
では何故、すぐに調査をする必要があるのでしょうか?
それは、時間の経過とともに、調査対象者の状況が、悪い方向に変わってしまい、証拠が押さえにくくなる可能性が高いからです。
対象者の状況の変化には主に3つの可能性が考えられます。
- 冷めると密会の頻度が低くなる
不倫カップルも健全なカップルと同じで、交際期間が長くなると冷めていく可能性があるかです。
そうなると、密会(不貞行為)の頻度が低くなってしまいます。
密会(不貞行為)が低くなるということは、証拠を押さえるチャンスも減るということです。
それに、関係が終わってしまい密会しなくなってしまったら、どんなに優秀な探偵でも、証拠を撮ることはできません。 - 浮気が本気になってしまう
時が経つごとに重症化してしまい、浮気が本気になってしまうことがあります。
そして、浮気夫(妻)が、執拗に離婚を迫ってくるのです。また、浮気夫(妻)が突然家を出て行くなどということも珍しくはありません。
更には、浮気夫が、相手女性を妊娠させたり、子供を産ませたりしたことや、浮気妻が相手男性に妊娠させられてしまったこともありました。そして、これらは、それほど珍しいケースでもないのです。
特に、夫婦関係修復を目指す場合においては、本気になってしまった後では、手遅れの可能性が高いと言えます。 - 相手の配偶者が先に気付いてしまう
浮気夫(妻)の浮気相手が既婚者だった場合、その配偶者が、あなたが調査を依頼する前に、浮気に気付いてしまうことがあります。
その場合、浮気相手の配偶者は、きっと、問い詰めたり、調査を依頼したりしまうでしょう。
更には、浮気夫(妻)に対して慰謝料を請求してくる可能性も高いでしょう。
そして、浮気夫(妻)が不倫関係と切れてしまったら証拠は撮れません。関係が終わらないまでも、極度に警戒されてしまったら証拠を押さえることが難しくなります。
そして、実際にあった話ですが、奥さんが依頼者で、調査対象者は夫、確実にクロと思われる案件でした。しかし、調査をしてみると、女性の影すら一切なくかすりもしませんでした。
後日、依頼者様が押し入れを探すと、浮気夫が不倫相手の夫と締結した和解合意書が見つかったのです。
何と、締結した日付は調査を依頼した日の直前だったのです。
上の3つは、調査対象者側に起因して、状況が悪くなるケースですが、実は、依頼者様側に起因して証拠が撮りにくくなってしまうこともあります。
夫(妻)の浮気を知ってしまうと辛い日々が続きます。
最初は気付かないフリができていた人も、時が経つにつれて、だんだんと辛さが増して行きます。
だんだん我慢できなくなって、態度に出してしまったり、探りを入れたり、ついには、問い詰めたりしてしまう人がいるのです。
また、浮気夫(妻)の多くは、浮気を疑われない様に、バレない様に、絶えず気を付けてアンテナを張って妻(夫)のことを注意深く観察しています。
ですから、上手に顔や態度に出さない様にしているつもりでも、浮気に気付いていることや疑っていることが浮気夫(妻)に伝わってしまうのです。
そうなれば、当然ですが、浮気夫(妻)は、警戒してしまいます。
そして、密会の頻度が減らしたり、会ったときも後ろをしきりに気にする様になったり、不貞行為の証明がしにくい行動をしたりして、証拠を押さえることが難しくまってしまうのです。
とても調査ができる状態ではない状況になってしまってからいらっしゃるお客様も少なくはありません。
そうなるまでに、浮気調査は気付いたらすぐ行うのが良いと言えます。
ー まとめ ー
月日が経つと、調査がやりにくくなることがほとんどです。
実際に、夫(妻)の浮気に気付いて、月日が経ってから浮気調査を依頼されたお客様のほとんどが「もっと早く依頼すればよかった」とおっしゃっています。
その理由は、上に挙げた様な状態になっていたからです。
また、ほとんどのお客様が「証拠が撮れたら気持ちがすごく楽になった。」「こんなことなら、すぐに依頼すれば良かった。」がおっしゃいます。
つまり、すぐに依頼していれば、すぐに楽になることができたのです。
もしも、夫(妻)の浮気に気付いてしまったら、すぐに、我々専門家に相談して欲しいと思います。
今すぐ依頼すべきなのか、何らかの理由で今すぐではない方が良いのか、それは、専門家に相談してから決めれば良いと思います。
すぐに調査をするのと慌てて調査をするのは全く違う
夫(妻)の浮気に気付いて、悩みに悩んで、しばらく月日が経ってしまった後に「今日、調査できますか?」「明日調査をして下さい」と、慌てて調査を依頼されるお客様がいらっしゃいます。
実は、こういうケースは、少なくありません。
しかし、「すぐに調査をする」のと、しばらく月日が経ってから「慌てて調査をする」のは全く違うことのですので注意してください。
尚、夫(妻)の浮気に気付いて「すぐに調査を依頼した」お客様の案件は、早く、安く、良い証拠が撮れる傾向にあります。
反対に、しばらく月日が経ってから「慌てて調査を依頼した」お客様の案件は、難航する傾向にあるのです。
何故か「どうしても今日(明日)調査をして欲しい」と言われて、調査を日の空振り(密会しなかったこと)が多いのです。
その理由は以下の通りです。
- 依頼者様が顔や態度に出てしまっていたなどの理由で警戒させてしまい、調査対象者が、行動パターンを変えたり、裏をかいてきたりして、調査を依頼された日に密会しないことが多かった。
- 時が経ったことにより会う頻度が低くなっている等、状況が悪化してしまっていて単純にクロの日に当たる確率が下がっていた。
- 依頼者様がメンタル的にきつくなっていて、怪しくない日も怪しく見えてしまい、調査を依頼された日に全く動きがなかった。
- 実は、関係が終わっていた。
また、その後、調査を継続した場合でも、調査をした日に密会はしたものの、非常に警戒しているケースも多かったと記憶しています。
密会はするものの、不貞行為をしない、あるいは、不貞行為の証拠にならない様な会い方をするケースも多々見受けられました。
やはり、気付いてからしばらく経った案件は、状況が悪くなっていることが多いようです。
また、今まで、いくらでもチャンスがあったのにそれをスルーしてしまっていたのですから、何も今さら慌ててやる必要はありません。
状況が悪くなっていることが考えられるケースこそ、冷静になり、我々専門家と相談しながら、しっかり状況を分析して作戦を立てることが必要です。
浮気調査でクロの割合は何%?
浮気調査で、不貞行為の証拠が見つかった割合はどれくらいでしょう?
弊社の場合95%を上回りますが、これは何ら不思議なことではありません。
理由は以下の通りです。
-
そもそも、お金がかかることなので、疑わしいくらいでは依頼せず、ほとんどのケースは浮気を確信して依頼している。
-
豊富な経験と知識、調査力があるので、不貞が行われれば撮り逃さない。
-
相談者が心の病でクロだと思い込んでいると分かったケースだと判断したら受けない。
証拠が出てこなかった残り5%には以下の様なケースがありました。
- スポットで1日、2日だけ依頼されたケースで、その日には何も無かった。
- 稀ではあるが、依頼者様の思い過ごしだったのか長期間調査をしたが何も怪しいことが無かった。
- 調査を開始したときには、不倫関係が終わっていた。(調査中、調査後に判明など)
- 依頼者様が問い詰めたりして警戒させたせいなのか、不貞行為どころか接触すらなかった。あるいは、喫茶店等で会うだけだった。
浮気調査の男女比率は?
昔は女性側からの依頼(夫が調査対象者)が9割以上という時代もあったようですが、近年は少々事情が違います。
弊社の場合、女性側からの依頼(夫が調査対象者)が約58%、男性側(妻が調査対象者)からの依頼が約42%です。
また、都会の探偵社では、男性側からの依頼(妻が調査対象者)の方が多いところもあると聞いています。
浮気相手は誰だった?
浮気夫(妻)の浮気相手(不貞行為相手方)はいったい誰なのでしょうか?
弊社で行った浮気調査で、圧倒的に多いのが職場関係者で、全体の約75%を占めています。
具体的には、上司と部下、先輩と後輩、同僚、関連会社・別の部署や支店・取引先の人などです。
余談になるかも知れませんが、職場関係者同士の不倫がこんなに多いのは、女性の社会進出が最も大きな要因だと思われます。
その他には、スポーツサークルや趣味の仲間、子供の習い事の関係者、ママ友・パパ友、元カレ・元カノ、同級生、などなど様々です。
ちなみに結婚しても元カレ・元カノと続いていたというケースも珍しくはありません。
また、最近は、出会い系サイトで知り合った相手やパパ活女子が目立ってきています。
信じ難いケースとしては、夫(妻)が自分の親友と、子供の担任と、PTAと教頭が、住職と、お隣さんや2,3軒先のご近所さん、いとこ同士、などがありました。
そして、最も目を疑ったのは、調査をしてみたら浮気相手が、実の兄だった、実の妹だったというケースです。
②浮気調査の前に押さえておくべきポイント
浮気の痕跡はここを調べろ~持ち物編~
浮気をしている夫(妻)の持ち物には、その痕跡が現れます。
主には以下の通りです。
◎スマートフォン
浮気発覚原因ワースト1はスマートフォンです。
つまり浮気(不倫)の痕跡は、スマートフォンに最も現れると言うことです。
LINEなどSNSでのやりとりや保存してある画像等です。
◎カバン・財布
カバンや財布も定番で、ラブホテルの会員証・スタンプカード、避妊具、ED治療薬などが入っていたことから浮気(不倫)が発覚したケースが目立ちます。
大人のおもちゃ、アダルトグッズの下着(穴開き下着)などが入っていたこともあります。
また、手帳のカレンダーにマークがついていて、その日に密会していたというケースも意外と多かったです。
◎タンス・押し入れ
タンスや押し入れからは、セクシーな下着やアダルトグッズの下着(穴開き下着)や大人のおもちゃが出てきたことがあります。
また、レアケースですが夫が相手女性の夫と交わした、不貞行為の和解合意書が出てきたこともありました。
◎車の中
車からよく出てくるのは、ラブホテルの会員証・スタンプカード、女性の長い髪の毛が一般的です。
避妊具などを隠していたケースもあります。
中には、レジ袋(ゴミ袋として使用)を開けたら、使用済みの避妊具や精液などが付着したティッシュが出てきたこともありました。
◎カーナビゲーション
カーナビの履歴や軌跡からラブホテルやデートに出掛けたことが発覚したケースがありました。
◎ドライブレコーダー
最近急増していて、特に目立つのがドライブレコーダーからの発覚です。
これは、ドライブレコーダーの装着率が近年急激に上がったことに起因すると思われます。
ちなみに、以下の様なケースがありました。
- ラブホテルの駐車場にはいるところが写っていた。
- ラブホテルの駐車場で浮気夫(妻)の車に異性が近づいてくるところが写っていた。
- 浮気夫(妻)と相手の異性の待ち合わせ場所で相手の車が写っていた。
- 浮気相手の居所(アパートなど)が写っていた。
- 夫(妻)と浮気相手との行為の声が入っていた。
- 夫(妻)と浮気相手との会話が入っていた。
- 夫(妻)と浮気相手の電話の声が入っていた。
※夫(妻)の声だけ、あるいは、ハンズフリーで両方入っていることもありました。 - 不自然なところから録画が始まっている、不自然なところで映像が切れているなど、SDカードなどの記録媒体を抜いたりした形跡があった。
浮気の痕跡はここを調べろ~調査対象者の行動編~
夫(妻)が浮気をしていると、それが行動や態度に現れることがありますので注意深く観察してみるのも良いと言えます。
◎スマートフォンを肌身離さなくなる
浮気夫(妻)は、スマートフォンを肌身離さず、お風呂(脱衣所)やトイレに持っていくようになるケースは定番中の定番で、要注意ケースです。
また、スマートフォンを操作しているときに画面を見られるのを嫌がることが多いです。
パスワードを変えたり、急に画面を下にして伏せて置いたりするようになったり、夜中に外に出たりして、浮気相手とこっそり電話をしているケースも多々ありました。
◎休日出勤や残業が増えた
今まで無かった休日出勤はや残業が急に増えたら要注意かもしれません。
休日出勤や残業と偽り、浮気相手の異性と密会をしているケースがあるのです。
休日出勤はや残業が多かったのに給料が増えていない等と言うケースは特に注意が必要です。
もちろん、休日出勤はや残業が増えただけでクロと決めつけるのは林ですが、他の痕跡も一緒に現れることが多いので注意深く見てみましょう。
◎今まで見たことのないお洒落な下着を身に着ける様になった
特に女性に目立つのですが、急にお洒落な下着やセクシーな下着を身に着ける様になることが多々あります。これも要注意です。
ちなみに、タンスの引き出しからお洒落な下着が無くなっている(身に着けている)日は相手と密会(不貞行為)が行われる日です。
◎急に冷たくなる、離婚を迫ってくる
夫(妻)の態度が急に冷たくなるケースがあります。
この場合、夜の生活を拒んだり、身体に障られるのを嫌がったりする傾向も強いです。
また、離婚を迫ってくるケースも珍しくなく、離婚を迫られた場合は、相手の異性に夢中になり重症化していることが考えられます。
証拠になりそうなものは保存しておく
証拠になりそうなものは、カメラ(スマートフォンなど)で撮影するなどして保存しておくことをお勧めします。
当然ですが、「私は見た」は、裁判では通用しえません。
ですから、証拠になりそうなものは、保存したり記録したりして残しておきましょう。
また、証拠になるのかならないのか判断に迷うものも全部残しておくと良いです。
それ単体では証拠にならなくても他と(探偵の証拠等と)併用すれば良い証拠になるものや、証拠としては微妙でも、調査をする際に有用性の高い情報になり得ることもあるからです。
もしも残しておいたものが不要だった場合は処分すれば良いですが、無いものは出せませんので迷ったら残しておくことをお勧めします。
いくつか良い証拠や情報になるこのの具体例を挙げておきます。
◎単体でも不貞行為の証拠になり得るもの
- スマートフォン等から出てきた行為の動画・静止画
- スマートフォン等から出てきた浮気夫(妻)と相不倫相手の2人が裸で写っている写真
- 車の中から出てきた使用積済コンドーム
◎他と併用すれば良い証拠になり得るもの
- 不倫関係(肉体関係)があることが分かるSNS(LINE)等のやりとり
- 愛しているよ、大好き等、2人の親密さが分かるSNS(LINE)等のやりとり
- 「今年で●年だね。」など交際期間がわかるSNS(LINE)等のやりとり
◎情報として使えそうなもの
- 浮気相手(不貞行為相手方)の顔写真
- 浮気相手(不貞行為相手方)のマイカーの写真(特にナンバー)
- 浮気相手(不貞行為相手方)住所や勤務先等の情報
GPSは証拠になるのか?
GPSの位置情報は、調査をする際の情報としては優秀かもしれませんが、不貞行為の証拠にはならないと考えておいた方が良いです。その理由は主に次の2つです。
- GPSには誤差がある
GPSの測位システムは、数メートルから数十メートル、場合によってはそれ以上の誤差を生ずることがあります。従って証拠としては不適切なのです。
例えば、浮気夫の車がGPSではラブホテルの位置を示していても、実際に行ってみたら隣の飲食店の駐車場に駐車されていたという様なケースがあるのです。 - 夫(妻)が居たことにはならない
例えば、浮気夫の車がGPSではラブホテルの位置を示しており、仮に誤差が無かったとしても、ラブホテルに浮気夫の車が(厳密にはGPS端末が)あっただけで、浮気夫がラブホテルの中に居たことの証拠にはならないからです。増してや、異性と一緒だったことと言う証明はできません。
つまり、不貞行為の証拠にはならないのです。
また、証拠になるか否かの問題以外に、GPSの位置情報をとられていたことが知れるとプライバシーを侵害されたなどと主張される可能性もありますから、浮気調査をする際の情報等にとどめておくべきです。
浮気調査で早く・安く・確実に証拠を押さえるには
浮気調査は、行動調査(尾行や張り込み)ですから、調査対象者を警戒させてしまうと、確実に「高くつく」「長くかかる」「証拠が出ない(出にくい)」と思って下さい。
従って、浮気調査で、早く・安く・確実に証拠を押さえたいなら、絶対に調査対象者を警戒させてはいけません。
では、調査対象者を警戒させてしまうと、なぜ「早く・安く・確実」では無くなるでしょうか?
主な理由は、以下の通りです。
- 密会(不貞行為)の回数や頻度が減り、減ればそれだけ証拠を撮るチャンスが減る。
- 会っても不貞行為をしない。不貞行為が無ければ証拠を撮るのは不可能。
- 用心して密会(不貞行為)を行う日時を分からない様に対策(これまで見られていたススマートフォンや車内など気付いて見られなくするなど)されてしまう。
- 行動パターン、交通手段等を変えたり裏をかいてきたりするようになり、これまでに集めた情報が使えなくなるので、密会日を特定しにくくなる。
- ラブホテルには行かなくなり、証拠を撮られても言い逃れができる様な場所や撮りにくい場所を選ぶなどの対策をされてしまう。
- 尾行がいるのが前提なほど警戒して対策をされ、尾行等を行うのが困難となる。
- 別れてしまい、浮気調査をしても証拠が撮れなくなる。
この様な理由から、調査対象者を警戒させると、空振り(調査をした日に不貞行為が行われない)が増えたり、尾行が困難になったりして「早く・安く・確実」に証拠を撮るのが困難になってしまうのです。
ですから、浮気調査「早く・安く・確実」に証拠を押さえたいなら、調査対象者を警戒させる様なこと厳に慎まなければなりません。
ちなみに、調査対象者(浮気夫や妻)を警戒させるような行動には、主に以下の様なものがあります。
◎問い詰める、探りを入れる
当然ですが、問い詰められた浮気夫(妻)は極端に警戒します。
問い詰める前は、浮気夫(妻)の頭の中がお花畑(浮気相手に夢中で何も考えていない)で、調査をしたら簡単に証拠が撮れた状態だった場合でも、問い詰めてしまったら証拠を撮ることが難しくなります。
また、上手に探りを入れているつもりでも、浮気夫(妻)の多くは、浮気をしていることを気付かれない様に、あるいは、気付かれているのではないか?と絶えずアンテナを張っていますから、上手に探りを入れているつもりでも、気付かれたことを敏感に察知して用心してしまいます。
また、上手に探りをいれているつもりで、探りを何度も繰り返してしまうと、どんどん警戒が強くなっていきます。
ですから、夫(妻)に浮気に気付いても、あるいは、疑っても、確たる証拠を押さえるまでは、絶対に問い詰める、探りを入れるなどの行為をしない様にしましょう。
◎自分達(身内、友人等含む)で調査まがいのことをする
自分達(身内、友人等含む)で尾行や張り込み、あるいは、機器も見など調査まがいのことを行うのはもっての外です。
探偵法務‘sにも、よく自分達(身内、友人等含む)で調査をした後に、ご相談やご依頼を頂くのですが、そのほとんどが、とてもひどい状態になっています。
主には以下の通りです。
- 警戒だけさせてしまい、証拠が全く撮れていない。
- 証拠が撮れたとおっしゃるので見せてもらったらピンボケのひどい画像で証拠としては厳しかった。
- 尾行はバレていないと聞いていたが、調査をしたら尾行がいることが前提くらい警戒しており、お客様がバレていたことにすら気付いていなかった。
- ある程度情報が分かったとおっしゃるので、聞いてみたら意味のない情報で、警戒させてしまったことにとても見合わない情報だった。例えば、証拠は撮れなかったが、●●市方面に走り去った。車は白いプリウスだということが分かった、など
- 尾行がバレて警察を呼ばれた。
- 知り合いに聞いて情報を集めようとしていたら(聞き込みまがいのことをしたら)、浮気夫(妻)に探っていることが伝わってしまった。
※どこで誰が調査対象者と繋がっているか分からず、リスクが高いため、我々プロでも、浮気調査においては、聞き込みはしません。
この様に、自分達(身内、友人等含む)で調査をしても、ほとんどはうまく行きません。
機材も無い、知識のない、技術も無い、失敗する理由しか見当たりませんから、成功するはずがないのです。
そして、有力な証拠や情報が得られなかったにもかかわらず、警戒させたという大きな代償を払ってしまうことになるのです。
当然ですが、最初から探偵社に浮気調査を依頼していた場合と、警戒された後に依頼した場合では、甲さの方が高くついてしまうです。
◎表情や態度に出す
夫(妻)の浮気に気付くと、あなたはショックでどうしようもないくらい落ち込んでしまう、あるいは、怒り心頭になってしまうことでしょう。
そして、問い詰めることは我慢できたとしても、表情や態度には出てしまうかもしれません。
しかし、表情や態度に出してしまうと、浮気夫(妻)を警戒させてしま可能性があります。
何故なら、浮気夫(妻)は、絶えず、浮気に気付かれていないだろうか?とあなたのことを気にしているからです。
探偵法務‘sにいらっしゃるお客様の中には、悩んでいる(病んでいる)ことがひと目で分かる、いや、むしろ悩んでいる(病んでいる)アピールをしているのではないか?と思うくらいのお客様もいらっしゃいます。
こういったお客様の調査は、調査対象者が非常に警戒していることが多いのです。
◎危険を冒してまでスマートフォンや持ち物などを探る
上にも挙げたように、浮気夫(妻)のスマートフォンをはじめ、鞄や財布、タンスや引き出し、車は、浮気の証拠や痕跡の宝庫です。
うまく行けば、有用性のある証拠や情報が集められて最低限の調査で済んでしまうことや、中には、ほとんどの証拠が集まってしまうケースもあるでしょう。
しかし、それは安全に探ることが出来ればという話です。もしも浮気夫(妻)が、探られていることに気付いてしまったらどうでしょう?
これまで見られていたものでも見られなくする、証拠や痕跡を残さない様に、あるいは、消すなど対策をしてしまいます。
そして、バレた?疑われている?と思った浮気夫(妻)は確実に警戒してしまいます。
証拠を集めようと無理をして、警戒されてしまっては、本末転倒ということです。
ですから、いくら証拠や情報の宝庫であっても、無理をしたり危険を冒したりしてまで探ることはやめましょう。
証拠や情報の収集は、無理なく安全な範囲で行い、無理かな?危ないかな?と思ったら探りたい気持ちを我慢することも必要です。
◎浮気調査を依頼したことは誰にも話してはいけない
探偵に依頼したことや相談したことは、誰にも話してはいけません。
この手の話は、多くの人が興味津々で大好き、恰好の井戸端会議のネタにされてしまい、「ここだけの話」を「そこら中」でされてしまう危険性があります。実際に回りまわって、調査を実施していることが調査対象者に伝わってしまった例もあります。また、悪気が無くても口が滑ると言ったケースも考えられます。
尚、親友等、相談にのってくれていた人が調査対象者と通じていた例もありました。
稀ではありますが、調査をしてみたら、相談に乗ってもらっていた、実の妹や兄が不倫相手だったということもありました。
浮気調査の依頼や相談をしたことは、調査が終わるまでは、決して誰にも話さないようにしてください。。
◎スマートフォンや持ち物に注意
浮気夫(妻)は、あなたにスマートフォンの中身を見られない様に、あるいは、見られていないつもりで、浮気相手とコソコソとやりとりをしていると思いますが、お客様と探偵も理由は違えど、コソコソとやりとりをしなければならない立場です。
浮気調査を依頼した場合、お客様と担当者は、ある程度スマートフォンでやりとりをすることになると思いますので、浮気夫(妻)に見られると調査をしていることが分かってしまう可能性があります。
ですから、暗証番号を変えるくらいに慎重さで、見られない様に注意して下さい。
また、名刺や調査契約書などを見られてしまうと、とてもじゃないですが、調査どころでは無くなってしまう可能性があります。こういったものは、ご自身の実家や勤務先など、浮気夫(妻)が物理的に立ち入られないところに保管する様にしてください。
ー まとめ ー
この様に、浮気調査においてお客様が行うべきは我慢と注意です。
早く・安く・確実に証拠を押さえるには、お客様が、理性的、論理的に行動するなどして、調査対象者を警戒させないことが必要です。
浮気夫(妻)が離婚を迫ってきたらどう対処するか
浮気夫(妻)が、不倫相手に夢中になってしまい、離婚を迫ってくるケースが多々あります。
もしも、浮気夫(妻)が離婚を迫ってきたらどうすれば良いのでしょうか?
主に、以下の3つに気を付けて下さい。
1.離婚したくない旨の意思表示をする。
浮気夫(妻)が、どんなに強く離婚を迫ってきても「離婚する気はない。」という意思を示すことが重要です。決して、離婚の話し合いをすすめたりしてはいけません。
理由は、もしも離婚の話が具体的に進んだりしていると、書類上はまだ夫婦でも、実際には夫婦関係が破綻している(壊れている)状態とみなされる可能性があるからです。
浮気調査で証拠を押さえても、万一それが破綻後のこととなると、慰謝料を請求しても裁判所が認めないことがあるからです。
簡単には、破綻になることはありませんが、離婚の話が進んでいようものなら浮気夫(妻)は間違いなく「破綻後のことだ」と言ってきます。
破綻までは至っていないとしても、夫婦が不仲だったと判断されると、慰謝料が減額されてしまうこともあるのです。
ですから不貞行為の証拠が揃うまでは「婚姻を継続したい。」という姿勢でいましょう。
例えあなたが強く離婚を望んでいて「離婚したくない。」なんて言ったら吐いてしまいそうでも、そうして下さい。証拠が揃うまでの辛抱です。
そして、「離婚する気はない。」という意思表示をした証を残しておくと良いです。
例えば、LINEでやりとりをしたならスクショ、会話なら録音といったところです。
2.浮気夫(妻)に離婚届けを勝手に出されないように対策をする
離婚を拒否された浮気夫(妻)の中には、離婚届を偽造して出してしまうケースがあります。
勝手に、配偶者の欄にも署名・押印をして出してしまうのです。
当然ですが、役所の職員は、それが偽造されたものなのか否か判断できませんから記入漏れなどの不備がなければ、受理してしまいます。
つまり離婚が成立してしまうことになるのです。
そして、一旦、受理されて離婚が成立してしまったら、役所に行って文句を言っても離婚が取り消されたり撤回されたりすることはありません。家庭裁判所に手続きをするしか撤回する方法が無いのです。
そこで、勝手に離婚届を出されない手続きをしておくことをお勧めします。
管轄の市役所(地域事務所等含む)に行って、離婚届不受理申出という手続きをしておくのです。
身分証と印鑑、それに数百円の手数料があればすぐにできます。
離婚届不受理申出と言う言葉が難しければ「離婚届を勝手に出されない手続きをしたい。」と言えば伝わります。
浮気夫(妻)が、離婚を求めてきたらすぐに手続きをされることをおすすめします。
3.すぐに浮気(不貞行為)の証拠を押さえる
離婚や破綻の前に、浮気(不貞行為)おさえてしまえば、ひと安心です。
浮気夫(妻)との離婚、そして、浮気夫(妻)や不倫相手への慰謝料請求を実行します。
証拠があれば、万一、要求を拒否されても、訴訟によって解決することができるからです。
離婚したくない場合も浮気(不貞行為)の証拠があれば、離婚を回避することができます。
ここでは簡単な説明にと留めておきますが、有責配偶者(不貞行為をして離婚原因を作った側の配偶者)から無責配偶者(不貞行為をしていない側)への離婚請求を裁判所は認めない(裁判をしても離婚が認められない)からです。
ー まとめ ー
もしも浮気夫(妻)が離婚を迫ってきたら、婚姻を継続したい(離婚したくない)とう意思表示をしてそれを記録に残し、念のため離婚届不受理申出の手続きを行い、なるべく早く不貞行為の証拠を押さえましょう。
③失敗しない探偵社の選び方
探偵社(探偵事務所・興信所)の選び方の基本
「まさか探偵に依頼することになるなんて」多くの人が言われます。
誰しも、自分が探偵社に浮気調査を依頼することになるとは、よもや夢にも思っていなかったのでしょう。
そして、調査を依頼するなんて、初めての経験、どうやって探偵社を選んだら良いか分からないと言った方も多いのではないでしょうか?
そこで、基本的な探偵社の選び方を解説させて頂きます。
1.信頼できる人から紹介してもらう
まずは、身内や友人、士業の先生等に、信頼できる方に紹介してもらえる探偵社がないか確認しましょう。紹介が一番確実です。
ただし、以下の点には注意して下さい。
- 紹介所、NPO●●などは自作自演や特定の探偵社とつながっている悪徳業者が多い。
- 弁護士でも、知ってか知らずにか、高額な探偵社と提携していたり、懇意にしていたりすることがある。もともとの知り合いや、信頼できる人から紹介してもらった弁護士からの紹介ならよほど良いが、webで探した弁護士の場合は注意する必要があるかも。
- 証拠を撮ってもらった友人は、料金が少々高か買った場合でも良い探偵社だと思い込んでいたり、高額なのか、お値打ちなのかの判断できていなかったりする場合もある。
- SNSなどで知り合った関係の浅い人には紹介してもらわないほうが良い。実際にあるのが、サレ妻として情報発信をしている女性に探偵を紹介してもらったら非常に高額だったというケース。実は、紹介者のサレ妻が高額な紹介料(5割超)を得ており、探偵社に直接依頼したほうが安い場合もある。
2.WEB検索で探偵社を探す
探偵事務所を紹介してもらえる人がいる方が恐らく珍しいでしょう。
もしも、紹介してもらえる方がいない場合は、残念ながら自分で探すしかありません。
まずは、web検索です。
ホームページの内容、金額などの情報をみて、良さそうな探偵社を何件かピックアップしましょう。
後述する「◎現役探偵が教える絶対に依頼してはいけない探偵社10の特徴」に該当する探偵社は避けましょう。
3.複数の探偵社に電話する
複数の探偵社に電話して、以下の点に注意して対応等を比べましょう。
- 誠実さが感じられるか?
- 話しやすいか?
- 電話で具体的な調査方法や提案は聞けたか?
- 電話で金額を教えてもらえたか?
- 説明はわかりやすかったか?
- 調査をすることによって自身の目的が達成できるか?またその根拠は?
- 事務所に出向いて相談することは可能か?
- 相談、見積は無料なのか?
等です。
浮気調査の相談は、話しにくいことを話すので、「話しやすい」「フィーリングが合う」等も重要な要素です。
また、金額(単価ではなくおよその総額)は、必ず確認しましょう。
4.面会して相談(面談)をする
金額や電話の応対が良かった探偵社の「事務所」に予約をして面談(面会して相談)をします。(できれば複数社)
面談時にはより詳細な相談をします。
そして、対応や金額、調査内容(プラン)、知識が豊富さ等を比較します。
以下の様な点について確認します。
- 知識や経験が豊富そうか?
- 電話で聞いた内容や金額に違いが無いか?
- 不安を煽るような発言はないか?
- 強引に契約を迫る様なことはないか?
- リスク等の説明があるか?
- どんな報告書なのか?(調査事例等を確認)
- 詳細な契約内容
- アフターフォロー等について
断れない性格の人は、お身内やご友人と2人で訪問するのも良いかも知れません。
気に入った探偵社があれば調査を申し込み、気に入らなかった、ちょっと微妙だった等という場合はweb検索からやり直します。
現役探偵が教える絶対に依頼してはいけない探偵社10の特徴
探偵社経営歴15年以上で現役探偵の私が、絶対に選ばない探偵社ワースト10をお教えします。
1. 紹介所、紹介サイトの紹介
私なら、探偵紹介所、探偵紹介サイトなど紹介系(NPO法人の相談系含む。)で紹介された探偵社には絶対依頼しません。そもそも、電話もしません。
理由は以下の通りです。
- 紹介とは名ばかりで、探偵社と裏で繋がっていたり(ズブズブな関係)、自作自演(同じ代表者、自社のスタッフ、関連会社等が運営)であったりがほとんど。
- 探偵紹介所が受け取る報酬(紹介料)は調査代金の●●%(30%程度が一般的)という取り決めがされており、高額な探偵社を優先して(高額順で)紹介している傾向がある。
- 探偵紹介所・探偵紹介サイト・NPO●●から紹介された探偵社は、高額だった、騙されたという話しか聞いたことがない。
- 中には、電話をしたら、今回は自社でやりますと言って、紹介するのではなく、そのまま調査を受けてしまう紹介サイトもある。つまり自作自演。
2. スポンサー(PR)のところに出てくる探偵社
検索をして、一番上(検索順位1位や地図より上)の「スポンサー」「PR」などと表示されたところに出てくる探偵社には私なら頼みません。
私が知る限りここに出てくる探偵社は非常に高額です。
何故なら、ここに表示させるには、ワンクリック何千円という広告料を支払わなければなりません。
当然ですが、何百人という人がクリックした広告料は、すべて調査を依頼したお客様が支払った調査代金から賄われています。
ですから、何十人、何百人のうち1人が依頼するわけですから、ここに表示されている探偵社の調査料金が高額は高額なのです。従って、私ならここに掲載されている探偵社には電話しません。
3. 電話で金額を言わない探偵社
最近は減りましたが、電話で金額を言わない探偵社は、ほぼ間違いなく高額です。
電話で金額を言ってしまうと会ってもらえないから、言わないのです。いや、言えないのです。
こういった探偵社は、会ったが最後、強引に契約を迫られ、契約するまで中々返してくれないパターンの典型です。
また、金額を言わないのではなく、電話では安い金額を伝えて、会ったらびっくりと言うケースもあるので、1時間当たりの単価などではなく、報告書や経費などもも含め総額でいくらくらいかかるのかを電話の段階で確認しておきましょう。
4. 慰謝料請求や離婚などの業務を行う違法な探偵社
探偵が、慰謝料請求や離婚の業務(書類作成、示談に同席等)を行うケースです。
無資格のものが行うと、完全に違法ですが、未だにあると聞きます。あなたは医師免許が無い人に手術をしてもらいたいですか?無免許で手術をするという人を信用できますか?これと同じです。
※「無償なら違法ではない」という無知極まりないことを言っている頭の悪い探偵社もある様ですが、調査で報酬を得ている以上、法的には、その一部が慰謝料請求や離婚の業務(種類作成、同席等)の報酬とみなされますから完全に違法です。しかも逮捕レベルのことです。
※弊社は法務部門(国家資格有り・行政書士TOMO法務事務所)で、慰謝料請求や離婚の業務(書類作成・相談・アドバイス等)を承ることができます。
5. ホームページの料金が安すぎる探偵社
1日3,000円~みたいなケースです。
この金額が可能であれば、弊社が協力会社(下請け)として調査を受けてもらいたい(下請け金額より安い)くらいです。
実際に会って話を聞いてみたら、ものすごく高額だったと聞きいています。
では、3,000円は何か?GPS簡易調査(ただの自動検索)、しかも1日あたりの料金だったのです。
完全に騙して面会しての相談(面談)に持ち込むための騙し討ちです。
このケースも、会ったが最後、契約をしない限り帰してくれないでしょう。
6. ランキングサイト上位常連の探偵社
ランキングサイト上位の探偵社にも注意が必要です。
もっとも、全部駄目ということではないですが、胡散臭いサイトが多すぎて、全く参考にならないということです。
そもそも、浮気調査をはじめ、探偵社にはこっそり依頼するものですから、ランキングの算出なんてできるのでしょうか?
実は、高額順になっていたり、探偵社の自作自演や裏でつながっていたりするケースが多いのです。
実は、弊社はあるサイ1位でしたが、別のサイトではかなり下位にランキングされていました。知らないうちに無料で1位に掲載してくれたサイト運営会社様には、もちろん感謝しかありません。
しかし、下位に掲載したサイトは、ご丁寧にクチコミまで書いてあり、その内容が、弊社がやっていない種類の調査のクチコミ(5点満点中☆3)だったのです。
そして、このインチキサイトの上位3社は、業界でも高額過ぎることで有名な3社でした。
つまり、高額な広告料を支払った探偵社を上位に掲載し、そうじゃないところは、勝手に引き立て役として載せるという悪質なランキングサイトがあるということです。
実際にこういった業者の電話勧誘を受けたこともあります。
探偵ランキングではなく、もはや広告料お支払高ランキングです。
探偵業界等の人でもない限り、掲載内容の真偽は見極められないので、ランキングサイトの内容は最初からあてにしない、つまり見ないのが一番です。
7. ホームページのトップページが弁護士や有名人
お客様が「すごく高かった。」という探偵社のホームページを見たら、トップ画像(トップページの一番上の画像)に弁護士の写真がいっぱい載っていたということがありました。
皆さんは、これに違和感を覚えませんか?ホームページのトップ画像に、自社の人や自社の商品等ではなく全く別の組織の人が掲載されていると言うことに私は非常に違和感を覚えました。
これは、有名人や社会的信用(地位)のある人を前面に出して、信用を得るという手法で、よく詐欺に使われる手口です。
ですから、私なら、自社の人や超品等ではなく、トップ画像に有名人や弁護士など他の組織の人が掲載されている探偵社は、選考から除外します。
8. ホームページの会社概要の情報が乏しい探偵社
最近は減ったかもしれませんが、ホームページに会社概要のページが無かったり、有っても情報が乏しかったりする探偵社があります。怪しすぎるので選考の対象から外します。
最低限、会社名、代表者名と役職、所在地、固定電話の番号、探偵業届出番号、創業年月、できれば顔写真くらいは掲載してくれないと、私なら不安になります。
9.ホームページに金額の記載がない探偵社
最近は、減りましたが、論外です。
恐らく電話でも金額を言わず、会ったら契約をするまで帰してもらえないケースだと思います。
10.遠方の探偵社
面会しての相談(面談)を事務所では無く、喫茶店やファミレスに誘導する探偵社の多くは遠方の探偵社である可能性が高いです。私なら避けます。
こういった探偵社は、例えば、実際には東京にあるのに、web検索で「探偵 岐阜」「浮気調査 岐阜」などと地域を絞って検索した際でも、多くの地域でヒットする様に大金をかけて対策をしたり広告を出したりしています。
ですから、地域を絞って検索したのに遠方の探偵社がヒットしてしまったという訳です。
遠方であるが故、お客様を事務所に誘導することは困難ですから、お客様の家から近いファミレスや喫茶店で面談をする様に誘導します。そして、面談の予定が入ると遠方から担当者がやってくるという寸法です。
そして、会ったが最後、強引に契約を迫られ、契約するまで返してくれないそうです。
しかも非常に高額です。その理由は簡単です。
見栄えを良くするためか家賃や経費がかかる都会の一等地に事務所を構え、全国でヒットする様に大金をかけてwebのあらゆる宣伝や対策を行い、面談には遠方からお金(新幹線等)と時間をかけて担当者が、調査には遠方から調査員を派遣するからです。高い理由しか見当たりません。
また、こういったケースの担当者の多くは、探偵ではないただの営業担当であることが多く調査経験がありませんから、提案内容もお粗末です。
つまり、売上目標と言う名のノルマに負われ、強引に契約を迫るだけの営業社員なのです。
④浮気調査・不貞行為と法律知識について
浮気(不貞行為)の証拠とは
「浮気」は法律用語で表すと「不貞行為」です。
不貞行為とは、「配偶者のあるものが、配偶者以外の異性と、その自由の意思をもって性的行為を行うこと」を言います。
尚、浮気は、心が浮つく、移り気なことなどの意味も含むので、実際には、不貞行為よりも広い意味を指します。
しかし、「浮気の証拠」と言った使われ方をする場合、一般的には「不貞行為の証拠」のことを指していることが多く、その場合、性的関係をもったことを証明できるものでなくてはならないということです。
※推認:すでに分かっていることから推し量り、ある物事が事実であると認めること。
その最たる例は、ラブホテルに滞在した証拠です。
具体的にはどんなものが不貞行為の証拠になるのか?
言い換えると、探偵が行う浮気調査では、どんな証拠としてとるのでしょうか?
不貞行為の証拠とは性的関係があったことを証明できる証拠のことですので、性行為を行っている場面そのものが撮れればよいのですが、そのチャンスに巡り合うことは稀です。
それは、不貞行為は、ほとんどが建物内などで行われるため、物理的に撮ることができないからです。また、建物の中や車中を強引の撮ると法的にも問題が生じる可能性があります。
しかし、心配は要りません。
不貞行為があったことを証明するためには、それが推認できる証拠を収集できれば良いからです。
推認とは、すでに分かっていることから推し量り、ある物事が事実であると認めることを言います。
◎ラブホテルの証拠
その最たる例は、ラブホテルに滞在した証拠です。
ラブホテルは密室ですから性的行為をしているとこは撮れません。
しかし、その性的行為を行う場所に異性と一定時間滞在したという証拠があれば、性的行為があったと推認されると言うことです。
つまり、言い逃れはで畿内と言うことなのです。
◎相手方の自宅やラブホテル以外の宿泊施設に宿泊した証拠
浮気相手の家やラブホテル以外の宿泊施設に宿泊した証拠も、良い不貞行為の証拠になると言えます。
◎相手方の自宅や車内に滞在した証拠
ただ、浮気相手の家に数時間滞在した、暗くて人気(ひとけ)のないところにクルマを止めて、2人で車中に滞在していたなどの証拠は、それだけでは少し弱い可能性があります。
しかし、これらと併せて、キスをする、手を繋ぐ、腕を組むなどの証拠が押さえることにより、あるいは、LINEなどの親密さが伺えるやり取りから、2人が親密な関係(不倫関係)であることを証明できれば、これらも不貞行為の良い証拠になると言えます。
ラブホテルの証拠は入るところ出るところ?
「ラブホテルの証拠は、入るところと、出るところ両方ないと証拠にならないのですよね?」
「ラブホテルに入るところ、ラブホテルから出るところどちらが大事なのですか!?」
お客様からよく聞かれる質問ですが、皆さんはどう思いますか?
実は、ラブホテルの証拠は「入るところ、出るところのどちらが大事」とか「入るところ、出るところのどちらか一方では証拠にならない」とか「入るところ、出るところの両方あれば証拠になる」ということではありません。
え?両方あれば大丈夫じゃないの?と思われるかもしれませんが、実は証拠にならないケースもあります。
入ったけど、満室だったのか、すぐに出てきてしまった場合です。
実際に何度かありましたが、この場合、「入」と「出」の両方撮れていても不貞行為の証拠にはなりません。
不貞行為の証拠は、性的行為があったことの証明ですから、浮気夫(妻)と相手の異性がラブホテルに一緒に「一定時間滞在していたこを証明すること」が重要なのです。
ですから、入るところを撮ってから2時間後に出るところが撮れたのであれば良い証拠になるといえます。
ちなみに「入」と「出」のどちらか一方しかなくても良い場合があります。
例えば・・・
「調査対象者が警戒していたため、ラブホテルに入るところは捨て、ラブホテル駐車場内で張り込みをして、ラブホテル建物出入口と対象者の車両を監視、2時間ほど経ってラブホテルの建物から2人が建物から出てきて、車に乗るところを撮った。」
この場合、2人がラブホテルに滞在していたことは、十分証明されると言えます。
この様に、ラブホテルの証拠は「入るところ」「出るところ」ということではなく、ラブホテルに一緒に滞在していたことを証明することが重要なのです。
もちろん、「入」と「出」の両方があるのが理想ですが・・・。
余談になるかも知れませんが、「入」よりも「出」のほうが、良い画が撮れる可能性は高いです。
何故なら、「入」は後姿を撮影することになり、「出」は前からの撮影することになるからです。つまり「出」の方が、顔を撮りやすいポジションだからです。
また、「入」は、対象者に対策されやすく、「出」はいくら対象者が警戒していても出てきたときには証拠が撮れています。
例えば、対象者の警戒がひどい場合、無理に「入」を押さえようとすれば、怪しまれ、最悪、ラブホテルに入るのをやめてしまうこともあるでしょう。そうなったら、せっかく調査が無駄になってしまうかもしれません。
また、ラブホテルを出た後に、相手方異性の住所を判明させる必要がある場合は、出た後に尾行しなければなりません。
出たあとの後の尾行のことも考慮する必要があります。
対象者が極度に警戒しているのに、ラブホテルの「入」を無理して撮りに行き、更に警戒させてしまうと、出た後の尾行がやりにくくなってしまいます。
原則は、「入」「出」の両方を狙いますが、状対象者が極度に警戒している場合など、状況によっては、「入」の撮影はあえて控え「出」に専念することもあるのです。
余談になるかもしれませんが、優秀な調査員ほど、調査対象者の警戒を敏感に感じて、危険な場面は積極的に捨ててでも、全体の流れから、しっかりと証明できる証拠を押さえることに長けています。
しかし、未熟な新人調査員は危ない場面で無理をしてしまうことがあります。
お客様が自分達で調査をして失敗する大きな要因1つがこれなのです。
特に、ラブホテルに行くまでの間にデートや待ち合わせなどの場面が撮れている場合は、警戒しているのに、無理をして「入」を撮らずに「出」を撮れば良いと思います。
全体の流れで、「2人がラブホテルに滞在していたと」証明できれば良いのです。
浮気調査で顔はしっかり撮れる?
結論から申し上げますと、隠されたら撮れませんが、問題ありません。
ラブホテルに滞在した証拠を撮っても、それが浮気夫(妻)とその不倫相手であることが分からなければ、証拠として意味をなしません。
しかし、実際に浮気調査をしてみると、調査対象者が意図的に顔を隠しているケースは少なくはありません。
また、浮気調査では「ハイ、チーズ!」とポーズを決めてもらうわけではありませんから、必ずしも顔を鮮明に撮影できるチャンスが訪れるとは限りません。
どんなに優秀な探偵(調査員)でも、意図的に顔を隠された場合、顔を撮影できるチャンスがなかった場合、顔を鮮明に撮影することは不可能です。
では、そういった場合はどうすれば良いのでしょうか?
我々プロの探偵(調査員)は、顔を鮮明に撮影することは勿論心がけていますが、それだけではなく、全体の流れでも、人物の特定ができる様に、常に意識して調査をすすめています。
例えば、帽子、マスク、サングラスなどで顔を隠していて、顔を撮影できるチャンスが無い場合があります。
かえって目立っていますが、それはさておき、例えば、その人物が浮気夫の車両から降りて自分の車両に乗車するところや自宅に入るところなどを撮影して、流れをおさえておかば、その人物である証明になります。
調査対象者が、私ではないと言い逃れをしようとしたところで、ナンバーの写っている車両に乗車したり、自分の家に入ったりする場面の証拠があれば、「そっくりさん」では通りません。
また、ラブホテルでは顔を隠していても、その前後のデートや食事、解散する時などに、顔などを撮るチャンスが訪れることが多々あります。そのチャンスも逃さず撮影しておけば、流れで証明できます。
当然ですが、我々探偵は、浮気夫(妻)にだけでなく、相手方の異性もその人物であるということが特定できる様に調査をすすめているのです。
浮気(不貞行為)の証拠は何回必要?
浮気(不貞行為)の証拠は、一般的に複数回(2回~3回)が必要だと言われています。
その理由は、主に3つです。
① そもそも言い逃れを許さないために撮るものだから
当然ですが、証拠の回数が多ければ多いほど言い逃れをするのは困難になります。
イメージ的には1回よりも2回、2回よりも3回、ただ、5回も6回も撮る必要はない、といったところです。
中には、急に体調が悪くなってやむを得ずホテル等に入った、自宅に宿泊させてもらったなどと馬鹿げた言い訳をするケースもあります。
1回ならそんな偶然も絶対に無いとは言いきれないかもしれません。しかし、2回であれば可能性はほぼゼロでしょう。3回に至っては、絶対にありえないと言っても過言ではないと思います。
もっともラブホテルの場合はそんな言い訳は通用しないですが・・・。
②1回だけだと慰謝料が安い
1回でも不貞行為であることに間違いはありませんが、裁判(になったときに、1回だけしか不貞行為が認定されないと(継続性が求められないと)慰謝料が極端に安くなってしまいます。(10万円、20万円と言うこともある)
反対に、継続性を証明できれば、慰謝料は高くなるということです。
③1回だけの不貞行為では離婚が認められない
私の知る限り、1回だけの不貞行為で離婚を認めた裁判例はありません。裁判の判決は一般的に、過去の似たような事件の裁判例に従って判決を出します。つまり、裁判所は、継続的に不貞行為を行っていないと離婚を認めないのです。
つまり、不貞行為を理由に離婚したい場合は、ある程度、継続的に不貞行為が行われていたということを証明しなければいけないのです。
従って、複数回の証拠が必要ということなのです。
探偵が撮ったものだけが証拠ではない
実は、探偵が撮ったものだけが証拠ではありません。
良くあるのが、浮気夫(妻)のスマートフォンやドライブレコーダー等から入手した証拠や情報です。
LINEやメールのやりとり、保存されていた画像、音声などが、証拠になることがあるのです。
これらの証拠や情報だけで完全なケースもありますが稀です。
親密さは伺えるものの、不貞行為の証拠としては弱いことが多いからです。
または、証拠としては良くても、相手の住所等が分からないこともあります。
ただ、これらの証拠や情報があれば、探偵に依頼して撮る証拠が1回だけでも継続性が証明されるのです。
つまり、1回だけ探偵に撮ってもらえば良いのです。
ただし、ご自身で判断するのは危険ですので、専門家にご相談されることをおすすめします。
離婚する場合としない場合で必要な証拠の回数が違う?
スマートフォンやドライブレコーダー等から入手した証拠や情報がある場合、探偵の証拠は1回だけで良いと上では書きましたが、離婚しない場合(婚姻を継続する場合)は、探偵の証拠だけで継続性を証明できるようにしておいたほうが良いかも知れません。
つまり、探偵が撮った証拠が2~3回あったほうが良いのです。
その理由を解説させて頂きます。
探偵事務所に依頼してまで証拠を撮ったわけですから、ほとんどの方は、浮気夫(妻)の不倫相手に、慰謝料を請求されると思います。
示談(話し合い)で円満に和解が成立すれば良いのですが、交渉が決裂した場合は、裁判によって解決を図るしかありません。
裁判によって慰謝料を請求する場合は、裁判所に証拠を提出しなければなりません。
探偵の証拠が1回だけの場合、継続性を証明するためにスマートフォンやドライブレコーダー等から入手した証拠も提出することになります。
そして、これらの証拠が出てきたことは、浮気夫(妻)にも伝わる可能性があります。
浮気(不倫)は再発することが多いです。浮気夫(妻)の多くは、またやるのです。
その際に、スマートフォンやドライブレコーダーなど証拠や情報の入手先を浮気夫(妻)に知られると対策をされて、これらが見られなくなります。
そうなると主に以下の様なことが考えられます。
- 浮気が再発しても気付きにくくなる
- 情報が得られないので探偵に依頼する場合でも日時が絞れない。
- 証拠がえられないので、探偵の証拠だけで継続性を証明しなければならなくなる(違う相手方だった場合に慰謝料請求をすりとき)
ですから、離婚しない場合(婚姻を継続する場合)は探偵が撮った証拠を提出するだけで、継続性等が証明できるように複数回撮っておくことをおすすめします。
浮気調査で実現できる3つのこと
浮気調査をして証拠を押さえれば、主に次の3つの事項が実現できます。
① 慰謝料を請求できる
「不貞行為」は民法という法律の「不法行為(第709条)」にあた、加害者(浮気をした夫(妻)帯その浮気相手)は被害者に対して、損害賠償の責を負います。
この法律によって慰謝料を請求できるわけです。
探偵の私が申し上げるのも何ですが、実は、加害者が、不貞行為の事実を素直に認めて、慰謝料を支払ってくれれば、証拠は全く必要ありません。
しかし、加害者が不貞行為の事実を認めなかった場合や、慰謝料の支払いを拒否した場合などに、慰謝料の獲得を実現する方法は、不法行為(民法第709条)基づく損害賠償請求事件として訴訟を提起(裁判をする)しかありません。
そして、裁判では、慰謝料を請求して訴えた側(原告)が、「不貞行為の事実があったこと」を証明しなければならないというルールがあり、これを証明責任と言います。
ちなみに、訴えられた側(被告)は、不貞行為が無かったことを証明する必要はありません。
最近は、インターネットなどから、色んな情報が得られますから、加害者側もくだらない言い訳をして、簡単には不貞行為の事実を認めなかったり、慰謝料の支払いに応じなかったりする傾向にあります。
そして、相手が慰謝料の支払いに応じなかった場合に、唯一強制的に慰謝料の獲得を実現する手段が訴訟(裁判)です。
上で述べた様に、裁判には証明責任と言うルールがあり、証拠が無いと勝てませんから(証拠が無いと弁護士も依頼を受けてくれない)、泣き寝入りすることになってしまいます。
しかし、証拠さえあれば、相手が何と言おうが、裁判(訴訟)という手段によって、慰謝料請求が実現できるのです。
② 証拠があれば離婚できる
離婚は、夫婦間の話し合いで、夫婦の双方が同意して離婚届を提出すれば成立します。(協議離婚)
※協議離婚:夫婦間の話し合いによって成立する離婚。
しかし、夫婦の一方が離婚に応じない場合は、離婚(協議離婚)は成立しません。
例えば、「不貞行為をされた妻」が離婚を望んでも、「不貞行為をした夫」が離婚に応じなければ、離婚は成立しないのです。
この場合、妻が、どうしても離婚したいのであれば、最終的には、民法という法律(裁判上の離婚・第770条1項)に基づいて、裁判で、離婚を求めるしかありません。
※離婚の裁判をするには、先に離婚調停をする必要があります。(調停前置主義)
民法第770条1項では、「夫婦の一方は、配偶者に不貞な行為があったとき、離婚の訴えを提起することができる。」としています。
つまり、浮気(不貞行為)をされたつまが、浮気(不貞行為)をした夫に対して、裁判で離婚を求めることができるのです。
ただし、この場合も、「慰謝料請求」の場合と同じで、証明責任は訴える側(原告)にありますから、夫が不貞行為を行っていた証拠を押さえておかなければ、訴訟(裁判)で離婚を実現することはできません。
しかし、確たる証拠を押さえておけば、不貞行為をした夫が、頑なに離婚に応じなくても、妻は、最終的に訴訟(裁判)によって、裁判所が離婚を認めてくれるのです。
尚、継続的に不貞行為が行われていたことが「不貞行為を理由に離婚を認めてもらうための用件」ですので、複数回の証拠など、継続的に不貞行為が行われていたことを証明できるものである必要があります。
③証拠があれば離婚を回避することができる
皆さんは「有責配偶者から無責配偶者に対する離婚請求は原則認められない」というような言葉を聞かれたことはないでしょうか?
簡単に言うと、「不貞行為をした側」から「していない側」に対して、離婚の裁判を起こしたとしても、裁判所は、原則離婚を認めないということです。
※既に事実上婚姻関係が破綻している場合など、一部特殊なケースを除く。
例えば、良くあるのが、浮気夫が、浮気相手の女性に本気になってしまい、妻に対して「離婚してくれ」と言ってくる様なケースです。
この場合、妻が離婚(協議離婚)に応じないと、どうしても離婚したい夫は、最終的には妻に対して、裁判上で離婚を求めてきます。
上にも書いたように、離婚裁判をするには、民法(第701条1項)に定める法定離婚原因が必要ですから、浮気夫は、性格の不一致、あるいは、性の不一致(何れも「五その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」にあたる)を理由に、離婚裁判を起こしてくるというわけです。
当然ですが、浮気夫が離婚したい本当の理由は「女」ですから、裁判での浮気夫の主張は、言いがかりレベル、やぶれかぶれでなりふり構わず、あること無いことでっち上げて、無茶苦茶な主張をしてくる傾向にあります。そのため、血みどろの争いになるのは必至です。
しかし、妻側に、浮気夫が不貞行為を行っていた確たる証拠があれば、裁判所は、夫の言うことに「理由はない」(嘘やんか)と判断して「棄却」(離婚を認めない)という判決を出すことになるのです。
この様に浮気調査で証拠を押さえることによって、離婚を回避することも可能なのです。
ただし、残念ですが、浮気調査や法律でできるのはここまで、その後の夫婦関係修復については、ご自身の努力も必要であることは、忘れないで下さい。
強引な調査はしても良い?
「バレてもいいから証拠を撮って欲しい」とお客様に懇願されるケースがあります。
問い詰める、自分たちで調査をするなどして、とても調査が出来ないくらい調査対象者を警戒させてしまったケースで「すんなり終わらない可能性がある旨」を伝えたときに言われることが多いです。
では「バレてもいいから強引に調査をする」のは有りなのでしょうか?それとも無しなのでしょうか?
結論から虫上げます、強引な調査をすることはできません。
探偵業法には、人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害してはならない旨の定めがあり、バレているのに強引に尾行や張り込みなどの調査を継続することは、探偵業法違反に当たるのです。
また、つきまとい等の迷惑行為として条例違反になる可能性もあります。
そして、これらに違反すると、不貞行為の証拠を撮るためという正当な目的がある調査でも、探偵が逮捕されてしまい、行政処分や刑事罰を受けたりする可能性があるのです。
ですから、バレてもいいから強引に調査をするということはできないのです。
そもそも、浮気調査(行動調査)は細心の注意をはらって、バレない様にこっそりやるものす。
余談になるかもしれませんが、私の知る限りでは、高いスキルをもっていて、昼も夜も土日や祝日も関係なしに働いている調査員でも、普通のサラリーマンお給料と変わりません。
その上、逮捕されるリスクがある強引な調査を強いられたら、なり手が誰もいなくなってしまいます。
幸い、弊社の調査員は逮捕されたことはないですが、他社さんでは、真面目に正当な目的の調査をやっていたのに逮捕されてしまった調査員がいます。
当該案件は、もともと調査対象者が極度に警戒しており、調査中に、これ以上の調査続行は困難と判断した調査員が、クライアントに調査の中断を申し入れたが、クライアントが強引に調査を継続するよう指示、仕方なく調査を継続して、調査対象者に発覚、警察に通報されて逮捕に至ってしまったという事案です。
逮捕されたのは私も顔見知りで、優秀な調査員ですが、あえて1つだけ間違いを指摘するなら「調査中断の申し入れ」ではなく、調査継続は法律に違反する可能性があるわけですから「調査を中断して、中断した旨を報告する」というのが正しい判断だったと思います。
調査を適切な段階で中断していれば、次回のチャンスを狙うことが十分可能だったと思いますが、逮捕者が出てしまったら、当該案件の調査は、他の調査員に変わって継続することもできません。
また、この様な状況になった案件を他社に依頼しても証拠を撮るのは難しいと言えます。
ですから、探偵社ではなく、お客様のことを第一に考えたとしても、強引な調査はすべきではないのです。
ちなみに、問い詰めた、自分達で尾行や張り込みなどをした等の案件でなければ、調査対象者の警戒により途中で浮気調査を中断しなければならないことなんてことはまずありません。
ところが、自分達で状況を悪くしてしまったお客様ほど、「バレてもいいから絶対に証拠を撮って下さい」とおっしゃいます。これを悪く言うと「やらかしたのはお客様なのに、リスクは探偵持ち」ということになっていまいます。
探偵社に無茶を言わなくても、早く安く確実に証拠が押さえられる様、くれぐれも調査対象者を警戒させる前に、ご相談下さい。
浮気の証拠(報告書)はいつ見せる?
「証拠はいつ見せるのですか?」とお客様からよく聞かれます。
結論から申し上げますと、証拠は最後まで(裁判のとき以外)見せません。
※加害者側には見せないと言う意味で、こちらの弁護士等には見てもらいます。
見せない理由は主に2つです。
1.話し合いの席で証拠を見せても判決が出るわけではないから
離婚協議や慰謝料請求の話し合いの際に「証拠を見せろ」と言ってくる配偶者やその不倫相手がいますが「証拠があれば観念する」ということではありません。証拠を見て、言い訳を考えようとしているだけです。
裁判であれば、どんな言い訳をしようが、証拠をもとに判決を出してもらえますが、話し合いの場で、どんなに良い証拠を見せても判決は出ませんから見せません。
話し合いの席で、証拠を見せることは、こちらの手の内をさらすだけなので何も良いことは無いのです。
2.こちらの手の内が見えないほうが相手は怖い
証拠を見せないほうが、相手は、こちらが何をどこまで掴んでいるか分からないので、より恐怖を感じます。
もちろん、何十回もの証拠があれば見せても良いですがですが、通常、証拠を撮るのは、せいぜい2,3回だけで1回だけのことだってあります。
不貞行為をしていた当事者は、自分達がいつからいつまで、どんな頻度で不貞行為を行っていたのか分かっているわけですから、わざわざ少ない証拠を見せなくても、どこまで撮られているのだろう?と不安に思わせておきましょう。
もしも、証拠を見せろと言われたら
「先生に預かってもらっているからここには無いので見せたくても見せられない。」と言いましょう。
この場合、先生と言えば、勝手に弁護士を思い浮かべるでしょう。
勝手に弁護士がついたと思わせて焦ってもらいましょう。
余談になるかも知れませんが、証拠が必要なのは裁判だけ、つまり、証拠を使うということは、裁判までもつれ込んでしまったということです。
証拠はいざとなったときの保険の様なものと考えると、最後まで使わずに解決できるのが理想かも知れません。
⑤自分で証拠を集める際の注意点
自分達で調査をしてはいけない
自分達(友人・知人・親族等含む)で浮気調査(尾行・張り込み)をするのは絶対にやめて下さい。その理由は主に次の通りです。
- そもそも機材も技術もないもないのにできるはずもなく、証拠が撮れない。
- 証拠が撮れないだけでなく、調査をしていることが調査対象者に発覚してしまう。
- 警戒だけさせただけで(発覚しただけで)、証拠どころか有益な情報すら得られていないことが多かった。
- 調査対象者を警戒させてしまいってから依頼することになりかえって高くつくことがほとんど。
- 自分達で調査をしたお客様の案件は調査が困難な状態にあっていることも多い。
- 発覚したことにすら気付いていないお客様がいる。
この様に、調査対象者を警戒させるだけで証拠が撮れない、その後、プロの探偵に依頼する際も確実に高くつきます。
どうでしょう?
もしも探偵社に依頼して「研修が終わったばかり新人が担当します。」と言われたら、ちょっと嫌じゃありませんか?
でも機材はしっかり揃っていて、ちゃんと研修も受けているのですよ。でも、ちょっと不安ですよね?
ですから、機材もない、技術もない、知識もない自分達で調査をすることがいかに無謀なことかお分かりいただけるかと思います。
また、自分達で聞き込み調査まがいのことをして情報を集めようとした客様からも何度かご依頼を受けましたが、調査対象者の警戒ぶりが異常でした。
浮気調査で、聞き込みをしてしまうと、嗅ぎまわっていることが調査対象者に伝わってしまう危険性が高いですから、論外です。
早く、安く、確実に証拠を押さえたいなら、初めからプロに任せることをお勧めします。
自分で集められる不貞行為の証拠の多くはスマートフォンから
お客様が自分で集めた、十分に不貞行為の証拠となるものの多くは、スマートフォンから出てきた証拠です。
主には、性的行為をしていたことが分かるLINEやメールのやりとり、性行為そしている動画・写真、ラブホテルで、2人一緒に写っている裸の写真などです。
また、最近はドライブレコーダーから証拠が得られることも増えており、ラブホテルに入って行くところが写っている画像等がありました。
また、証拠とまではいかないものの、浮気(不貞行為)を確信できる内容や有用性のある情報が得られることも多々あります。
ただし、浮気夫(妻)が、探られていることに気付いたり、怪しまれたりしては本末転倒です。くれぐれも慎重に、無理をしない様に行うのが重要です。
⚠️スマートフォンから出てきた証拠はここに注意
ポイントは主に次の3つです。
① 不貞行為の証拠として十分なものか?
不貞行為の証拠と呼ぶには、性的行為を行っていたことを証明できるものでなければなりません。
お客様が浮気(不貞行為)の証拠になると思っていたものを、専門家が見ると、不貞行為の証拠とは拠としては言い難い(裁判では認められない)と言ったケースが多々あります。お客様が浮気(不貞行為)を確信できるということと、不貞行為の証拠にということは全く別なのです。
裁判では一般の方々が思っているより厳密な証拠が求められると思っておいたほうが良いです。
つまり、十分な証拠を押さえたと思い込み、勇み足で浮気夫(妻)問い詰める、相手方に会いに行くなどのアクションを起こしてしまうと、取り返しのつかないことになる可能性があります。
何故なら、アクションを起こしてしまった後に、もしも証拠が足りなかったと気付いても、既に証拠を撮ることが困難になっているからです。
従って、何か行動を起こす前に、まずは、専門家に相談することをお勧めします。
② 日時が分かるか?
例えば、ラブホテルで、裸で抱き合っている写真が出てきて容姿も浮気夫(妻)であることが、しっかりわかるとします。
結婚して間もない夫婦の場合、その写真がいつ撮影された(いつ行為が行われたか)分かる必要があるかもしれません。
何故なら、例え性行為をしていることが分かる証拠でも、それが結婚前に行った行為だった場合は、不貞行為ではないからです。
つまり、この理屈を悪用して、「結婚する前に撮った写真だ」と言い逃れを許してしまう可能性があるからです。
③ 不倫相手が誰かわかるか?
浮気夫(妻)の不倫相手が、あなたの顔見知りで、写真をみればどこの誰だか分かるケースは問題ありません。
しかし、そうでないときに、浮気夫(妻)の不倫相手に慰謝料を請求したいなら不貞行為を証明できる証拠を手に入れたとしても、相手が分かるまではアクションを起こしてはいけません。
実際に失敗したお客様の例をご紹介します。
浮気夫のスマートフォンから性行為の動画や裸の写真をなどがたくさん出てきたそうです。
客観的に見て性交を行っていること、それに、浮気夫と相手女性の容姿もバッチリ分かるものだそうです。
お客様は、相手女性のことは全く知らない人だったが、夫を問い詰めれば白状すると思った様で、証拠を保存して、すぐに夫を問い詰めたのです。
浮気夫は、不貞の事実は認めたものの相手女性については、一切口を割らなかったそうです。そこで、探偵法務‘sに相手女性の住所と名前を調べて欲しいと相談されたわけです。
相手女性について分かるのは顔(写真)があるのと浮気夫の職場の女性でもないことがわかるだけでその他の情報は一切ないとのことでした。
しかも、問い詰めて以来、夫の怪しい行動は一切なくなりいなり、2人の関係は切れた様で2人が密会する可能性はないとのことでした。
もしも、問い詰めていなければ、浮気夫と相手女性が密会するときに調査をして、2人が解散した、相手女性を尾行すれば住所等が容易に分かったと思われます。
しかし、既に密会が行われなくなっていたら不可能です。
当然ですが、どこの誰だか分からない女性に慰謝料を請求することはできません。
従って、不貞行為の証拠を押さえてからと言って、相手が判明する前に、早まった行動をしてはいけないのです。
ー まとめ ー
証拠を手に入れたときに押さえておくポイントは「性的関係が証明できる証拠なのか?」「結婚後の証拠(行為)なのか?」
「相手がどこの誰だか分かるのか?」です。
証拠を手に入れたからと言って、すぐに行動を起こすのではなく、まずは専門家に相談しましょう。
また、無理をして証拠集めして、あなたが探っていることに浮気夫(妻)が気付いてしまうと、その後、浮気調査をする際に大きな影響が出てしまいます。ですから、無理をせず安全にできる範囲にとどめておくことも必要です。
⑥浮気調査の組み立て方、日時の決め方の基本
密会日時が予め分かるケースと分からないケース
浮気調査の案件を、ざっくり2つに分けると、予め密会の(不貞行為が行われる)日時が特定できるケースできる案件と特定できない案件があります。
特定できるケースは、主にスマートフォンなどから情報が得られる場合や、浮気夫(妻)が全く警戒しておらず分かりやすい行動をしてくれているケースなどです。
この場合は、密会する時にスポットで調査を入れれば証拠が撮れる訳です。
しかし、残念なことに密会の日時を特定できる案件の方が稀で、多くの案件は密会日時を特定できません。
では、密会日時を特定できないケースでは、どの様に調査を組み立てたら良いのか?考えていきましょう。
ハズレを引かないことより当たりを引くことを優先する
浮気調査を組み立てる上での考え方の基本は、ハズレを引かないことよりも当たりを引くことを優先することです。
ハズレ、つまり空振りです。調査をした日に密会(不貞行為)が行われなかったことを言います。
当然ですが、浮気調査は相手があることなので100%ハズレを引かない様にすることは不可能であり、ハズレを引いてはいけないとなると、調査の日時を決められなくなってしまいます。
しかし、お客様は、ハズレを引かないことを重視してしまう傾向にあります。
でも、本当に必要なのは、ハズレを引かないことではなく、当たりを引くことなのです。
つまり、ハズレを引いても良いけど、アタリも引ける様に組み立てればいいのです。
それはどの様にするのか?
実際にあった、ハズレを引かないことを重視してしまったお客様の失敗例をもとに具体的に解説していきます。
【状況】
- 浮気夫は、毎週月~金の間に最低2回相手女性と密会(不貞行為)をしている様だった。
- 浮気夫は土日休みで、土日は奥さん(依頼者様)が一緒なので大人しくしていた。
- 上記状況から、弊社は、月から金までの5日間連続して調査を入れることを提案した。
- お客様が、怪しい曜日は何となく分かるとおっしゃって、お客様が指定した曜日で週2回、調査を実施した。
- 3週間連続して、計6回のハズレを引いてしまった。
- 4週目に5日間連続の調査を行い3回の証拠が撮れた。
お客様は「最初からプロのアドバイスを聞いておけばよかった。」とおっしゃっておられました。
ちなみに、証拠が撮れる(密会日にあたる)確率を単純計算で出してみます。
5日のうち密会が2回だとすると
1回目の調査でアタリの確率は2/5なので40%
1回目が外れだったら2回目がアタリの確立は2/4なので50%です。
ちなみに5回連続で調査を行った場合、ハズレも3回引くことになりますが、当たりが2回引ける確率は100%です。
これが、ハズレを引いてでも良いから、当たりも引きに行くという組み立て方の基本的な考え方です。
イレギュラーな日は原則狙わない
ここで言う、イレギュラーな日と言うのは、調査対象者が普段と異なった動きをするとき、あるいは、連休があるなど普段と違う動きをする可能性があるときを指します。
原則、浮気調査ではこういったイレギュラー日は狙いません。
その理由を解説していきます。
① 不倫旅行などいつもと違う行動は狙わない
浮気夫(妻)が不倫旅行に行くことが分かると、お客様は、その日を狙って調査を入れて欲しいと言われます。
しかし、不倫旅行は、他に良いチャンスがあれば、原則、狙いません。
その理由は、以下の通りです。
- 不倫旅行の調査は、宿泊を伴うことや遠方になることが多く、調査料金が高くなる。
- 調査員も原則、調査対象者と同じ宿泊施設に泊まる必要があり、経費が余分にかかる。
- ラブホテルは建物への出入りを撮れば良いが、旅館やシティホテル等の場合、2人が同じ部屋に出入りした(滞在した)証拠を撮る必要があり、ラブホテルより調査の難度が高い。
- 旅館やシティホテルより、ラブホテルの方がより良い証拠になる。
この様に、不倫旅行の調査は、料金が高くなるうえに、難度の高い調査をすることになり、しかも、最高でもラブホテルと同等(旅館等宿泊の場合)を狙うことになるのです。
従って、もしも普段から浮気夫(妻)が、ラブホテルを利用している様な案件であれば、不倫旅行ではなく、普段の「ラブホテル」を狙うべきだと考えます。
ただし、不倫旅行を狙ったほうが良いケースもありますので、それについては、「あえてイレギュラーな日を狙うこともある」のところで解説します。
② 長い連休や祝日のある週は狙わない
例えば、土日休みの浮気夫が、毎週土日のどちらかに相手女性と密会(不貞行為を)しているとします。
この場合、当然ですが、土日を狙って調査を入れます。
しかし、土日がゴールデンウィークやお盆、年末年始の休みにかかる場合、或いは、金曜日や月曜日が祝日で3連休になる場合は、イレギュラーな日として考えます。
調査対象者の行動が、いつもと違う可能性があるからです。
例えば、ゴールデンウィークの場合、浮気夫の予定は変わらなくても、相手女性が家族旅行に行くなどの理由で外出できないなどの理由から土日でも密会できないことがあります。
また、金・土・日、或いは、土・日・月の3連休がある週の場合、金か月に密会して土日に密会しないことがあります。
ですから、この場合は、土日だけではなく3連休全部の調査をするか、この週を避けることも検討する必要があります。
連休などがある週は、調査対象者の行動パターンが、いつもの週とは変わる可能性があり、仮に、浮気夫(妻)の予定には影響がなくても、不倫相手の予定に影響があることも考慮する必要があるのです。
あえてイレギュラーな日を狙うこともある
① 不倫旅行を狙ったほうが良いケースもあります。
主に以下の様な場合です。
-
密会のペースが頻繁ではなく(月に1,2回など)、不倫旅行の他に、予め密会の日時を特定できる日がない場合です。この場合、やみくもに調査を入れるより、確実に密会することが分かっている不倫旅行を狙う方が良いかも知れません。
-
ラブホテルを利用せず、不倫相手の居所(アパートなど)に短時間だけ滞在して宿泊をしない場合、あるいは、車中で行為をしている場合です。さすがに宿泊すればラブホテル以外でも言い逃れはできませんが、短時間の滞在だと相談に乗っていた(乗ってもらっていた)などの言い訳が通ってしまう場合があります。しかし、宿泊を伴う不倫旅行の証拠を押さえれば、もはや相談では通りません。
ちなみに、不倫旅行の証拠が1回でもあれば、不倫相手の居所や車中に宿泊を伴わずに滞在した証拠でも「相談していた」等の言い訳は通用しなくなるでしょう。
② 連休のある週を狙う場合もある
例えば、浮気夫(妻)が、平日の月曜日~金曜日のうちに1~2回の密会(不貞行為)を行っていて、土日祝に密会する可能性が無い場合です。
この場場合、月曜日~金曜日、平日5日間の調査を行えば1~2回、証拠が撮れる計算になります。
しかし、金・土・日、或いは、土・日・月の3連休がある週の場合、4日間の調査を行えば1~2回の証拠が撮れるという訳です。
ー まとめ ー
イレギュラーは狙わないのが原則だが、場合によってはあえて狙ったほうが良い場合もあると言うことです。
ここに挙げた例は、ほんの一部で、案件によって状況は様々ですから、ご自身で判断が難しいときは、経験豊富な探偵法務‘sにご相談ください。
怪しい日を潰して日時を絞る方法
例えば、怪しい日が何日かに絞れた場合、全部調査をすればクロの日にあたります。
しかし、なるべく空振りを減らして、予算を節約したいと思うお気持ちもわかります。
そういった場合に、怪しい日を絞る方法があります。
例えば、浮気夫の怪しい時が、今週の〇日か×日の2日の会社帰りに絞れた場合、どちらかの日に用事をお願いするのです。
理由は何でも良いですが、普段から良くあることで不自然にならない様にしてください。
例えば「子供の〇〇があるから、〇日は早く帰れる?」「わかったよ。」となれば〇日は潰せます。反対に、全力で拒否されたらその日は絶対に調査をすべきです。
ちなみに、浮気夫が、やたらもっともらしい理由を付けて必死で拒否した日に調査を行ったケースは、案の定クロでした。
罠を張るのも有り
浮気夫(妻)の密会日(不貞行為が行われる日)が、中々特定できない場合は、罠を仕掛けるのも良いかも知れません。
例えば、以前に子供を連れて実家に泊まったときに夫の様子が怪しかったとします。
その場合、浮気調査を行う日に「実家に泊まる」という罠を仕掛けるのです。
ただ、注意しなければいけないのは、先に、実家に泊まる日を決めてしまって、その日に探偵社が空いていないといけませんので、先に確認しておく必要があります。
また、夫の予定が開いていても、相手女性の予定があると会うことが出来ませんので、前回は何曜日だったとか、これまでに怪しかった日はいつだったかなど、ある程度、データをとっておいたほうが良いかも知れません。
「早く」を優先するか「費用節約」を優先するか
早く、安く、確実に証拠が撮れるのが、浮気調査の理想です。
予め密会日(不貞行為が行われる日)が、分かるケースであればそれも可能です。
しかし、そうでない場合は、難しいこともあります。
特に、浮気夫(妻)を警戒させてしまっている場合には得に密会の頻度が低かったり、密会日が絞りにくかったりするので、早く、安くは、困難です。
損な場合は、「早く」を優先するか「費用節約」を優先するのか、どちらの方針か選択を強いられることがあります。
早く証拠を押さえる必要がある場合は、ある程度、ハズレも多く引く覚悟で、すぐに調査を入れていく必要があります。
- 調停や裁判の期日が迫っている。
- 浮気夫(妻)から離婚を強く迫られている。家を出ていくと言っている。
- 精神的に耐えられなくて早く証拠を押さえたい。
などのケースです。
費用節約を優先する場合は、ある程度データをとってから、慎重に日時を決定する必要があります。
上に挙げた様な事情が無ければ、費用節約を選択しても良いかもしれません。
実際にこちらを選択されるお客様が多いです。
ただ、浮気調査は相手があることですから、思い通りになるとは限らず、特に問い詰める等して警戒させてしまった案件は、警戒させていない案件と比べて、時間も費用もかかるケースが目立ちます。
浮気調査は予算に余裕をもっておくこと
浮気調査を依頼するにあたっては、ある程度、ご予算に余裕をもっておくことをお勧めします。
何故なら、浮気調査は相手があることですから、必ずしもこちらの思った通りになるとは限らないからです。
例えば、密会すると思われた日に浮気相手との接触が無く何回も空振りを引いてしまい、3日(稼働)で終わると思っていたら、5日(稼働)も6日(稼働)もかかってしまったと言ったケースです。
特に、自分達(身内、友人等含む)で調査をしたり、問い詰めたりして、態度に出して利して、調査対象者を警戒させてしまった案件(以下「警戒案件」と言います)は、思い通りには行かず、何が起こるか分からいと思っておいた方が良いかも知れません。
ここでは余談になるかも知れませんが、浮気調査の費用を安く抑えたいなら、対象者を警戒させる様な行為は、絶体してはいけません。
ただ、対象者を警戒させてしまったお客様に限って、「安く」「予算内で」とおっしゃる傾向が強いですが、上で述べた様に、警戒案件は正直、何が起こるか分かりません。つまり、どの様な状態かやってみなければ分からないということです。
当然ですが、警戒案件は、そうでない案件に比べ、思い通りには行かない傾向が強いですから、警戒案件ほどご予算に余裕をもっておかなければいけません。
調査対象者も見ているかも知れませんので、詳しくは書けませんが、以下の様なことがあります。
調査をした日に、密会が行われたとしても、警戒案件の多くは、尾行が容易ではありません。
調査対象者に尾行していることなどが発覚してしまったら、調査を諦めるしかない場合もあります。
従って、警戒案件は、安全第一で、何度かに分けて情報や行動パターンをつかみながら、通常の案件よりも更に慎重に調査をすすめていく必要があります。
尚、情報や行動パターンが分かるまでは、とても苦労したが、分かってしまえば、今までの苦労が嘘のようにすぐに証拠が撮れたというケースが多々あります。
例えば以下の様なケースです。
- 浮気夫(妻)の警戒度が非常に高かったが、相手方が分かり相手方の脇が甘そうだったので、次回はそちらから尾行を開始したら、あっさり証拠が撮れた。
- 調査対象者の警戒度が非常に高くて尾行が難しかったが、何度かに分けて尾行、密会場所が特定できるまで時間がかかったが、密会場所が分かった後はすぐに証拠が撮れた。
この様なケースで、万一、ご予算に余裕が無いと、必要な情報や行動パターンが分かり、証拠を撮るための準備が整ったところで当初予定していた予算が尽きたら、これであとは簡単に証拠を撮れるという非常に勿体ないタイミングで調査を諦めなければならないと言ってことになり兼ねません。
ですから、浮気調査のご予算は、ある程度の余裕をもっておいて下さい。
⑦浮気調査のご相談やご依頼にあたって
浮気調査の無料相談では何を相談したら良い?
浮気調査における無料相談は、浮気調査によって証拠を押さえ、お客様の最終的な目的を達成するための、ご提案(作戦や計画)に際して、非常に重要です。
では、浮気調査の無料相談(電話相談を含む)ではどういうことを相談したら良いのでしょう?
無料相談では、調査のご提案(作戦を立てる等)のために、担当者が必要とする情報をしっかり伝えて下さい。
たまに過去悲惨な経験を長々とお話される方がいらっしゃいますが、それはあまり意味がありません。また、それを全部聞いていると肝心なことを伺う時間が無くなってします。
浮気調査を行うに当たっては、過去の情報よりも現在の情報が重要です。
探偵法務‘sでは、以下の様な内容が必要だと考えています。
- お客様が浮気調査で実現したいことの確認。(慰謝料請求、離婚、離婚回避など)
- 浮気夫または妻など調査対象者の状況・情報の確認(交通手段、密会頻度日時、相手方、その他詳細な情報)
- 調査方針や作戦等について個別のご相談・ご提案。
- 契約内容の詳細や料金の詳細について
- 浮気調査にあたっての注意事項等
余談になるかも知れませんが、探偵事務所の中には、無料相談と称した単なる営業になっていなってしまっている業者もありますので注意して下さい。
安く、早く、確実に証拠を押さえ、お客様の目的を達成するために、無料相談では、ご提案等に必要な情報を正確に伝える様にしてください。
証拠が撮れると楽になる
浮気調査のお客様のほとんどは、1回目の証拠が撮れたら、気持ちが楽になったと言われます。
どうやら一番つらいのは1回目の証拠が撮れるまでの様で、証拠が完全揃ったこりには、とても楽になっておられる様です。
その理由は、恐らく、今まで、浮気夫(妻)に、やりたい放題やられていていたのに、証拠を押さえることによって、形勢逆転、どんどん優位に立っていくことができるからです。
証拠を押さえたことによって、慰謝料請求、離婚、あるいは、浮気夫(妻)に、不倫相手との関係を解消させ、離婚を回避するなど、目的の達成に大きく近づいたのです。
この様に、証拠押さえてしまえばずいぶんとお気持ちが楽になるので、証拠が撮れるまでは、お辛い気持ちを我慢して、くれぐれも浮気夫(妻)を警戒させる様な行動をしない様、十分注意して下さい。
浮気調査は予算に余裕をもっておくこと
予算ありきで浮気調査を行ってはいけません。
必要な調査(稼働数、時間、人数など)に合わせて予算を用意する必要があります。
しかし、予算を制限すると、やることも制限されてしまいます。
また、浮気調査の予算にはある程度余裕をもっておきましょう。
理由は以下の通りです。
浮気調査は、相手があることですし、調査対象者の警戒度合等も大きく影響しますから、必ずしも予定(予想)通りにすすむとは限りません。当然、状況が変わるなどのイレギュラーが発生することもあります。
長期戦を覚悟していた調査でもすぐに証拠が撮れてしまうこともあれば、反対に、すぐに証拠が撮れそうな案件が、調査を開始したら思ったより状況が悪く、長引いてしまうということもあります。
また、意外と多いのが、ある程度状況が分かるまでは時間がかかったけど、一旦お膳立てが整ってしまえば、(状況や必要な情報を掴んだ後は)、すぐに証拠が撮れてしまったというケースです。
ところが、せっかくお膳立てが整って、すぐに証拠が撮れそうな状態になったところで、資金が尽きてしまうなって事態になってしまっては勿体ないです。
そこで、浮気調査を依頼する場合、ある程度、予算には余裕をもっておくことが必要だと言えます。